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【本店】〒362-0806
埼玉県北足立郡伊奈町小室2268-125
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対応エリア
埼玉県(蓮田市、久喜市、幸手市、上尾市、白岡市、伊奈町、加須市、桶川市、美里町、上里町、さいたま市北区、さいたま市西区、さいたま市見沼区、さいたま市岩槻区、大里郡、寄居町、南埼玉郡、宮代町、北葛飾郡、杉戸町、松伏町)
担当からのコメント
こんにちは。
埼玉県北足立郡伊奈町の外壁塗装・屋根工事専門店「ケイナスホーム」です。
今日は上尾市にて実施した屋根外壁塗装工事の様子をご紹介します。
大切なご自宅のメンテナンスをケイナスホームにお任せ下さり、誠にありがとうございます。
使用塗料と施工金額はページ下部の「施工を終えて」に掲載しておりますので、参考までにご覧ください。
上尾市 現地調査の様子
このたび屋根外壁塗装の一括見積もりサイト「ヌリカエ」を通じて、上尾市にお住まいのお客様から見積依頼をいただきました。
お客様は「外壁の苔や藻の発生が気になる」ということでしたので、早速現地調査にお伺いして現在の状況を確認させていただきました。
こちらでは現地で撮影した写真と共に調査報告書の内容の一部をご紹介させていただきます。
屋根診断
屋根の診断ではドローンを使用して上空から屋根を撮影し、劣化や損傷を確認します。
従来のように屋根に登らなくても、短時間で安全に、高精度に診断できます。
こちらの写真はドローンで撮影した屋根全体の様子です。
スレート瓦が使用されており、太陽光パネルが設置されていました。
破損や飛散といった重大な問題は見られませんでしたが、紫外線の影響により艶を失い色褪せが進んでいる様子がわかります。
太陽光パネルの無い面を別の角度から見ると、ほとんど色が残っていないことがわかります。
このまま放置すると、屋根材が直に紫外線や雨風を受けてひび割れや欠けが発生する恐れがあります。
また下屋根では苔カビの発生が見られます。
下屋根とは建物の1階部分に設けられた屋根で、日当たりや風通しが悪いため湿気がこもりやすく苔やカビが発生しやすい場所になります。
色褪せや苔カビの発生は美観性を損ねるだけでなく、屋根材の劣化を進ませて雨漏りのリスクを高めるので、洗浄をして再塗装で保護する必要があります。
また棟板金の継手部分ではコーキング材のブリード現象が発生していました。
ブリード現象とはコーキング材に含まれる可塑剤などの成分が、時間の経過とともに表面ににじみ出てくる現象です。
棟板金の継ぎ目には防水のためのコーキング処理が施されていますが、コーキング材の種類によって上から塗った塗料にベタつきや変色、汚れの付着が起こります。
塗装の前に変性シリコン系のコーキング材を増し打ちすることで、再びブリード現象が起こることを防ぎます。
板金では止め釘の浮きが見られます。
屋根の木下地に固定するための釘が時間の経過とともに少しずつ浮き上がってくるので、塗装などのメンテナンスの際に一緒に打ち直しを行ないます。
外壁診断
続いて、外壁の劣化状況や不具合が発生していないかを目視で確認していきます。
南面(日が良く当たるところ)では艶や光沢がなく、色褪せが見られました。
しかし指先で外壁を擦ってみても、チョーキング現象による白い粉が付くことはありませんでした。
これは難付着サイディングの特徴で、下塗り塗料の選定に気をつける必要があります。
北面では、塗膜が劣化することで水はけが悪くなり、湿気を含みやすくなってしまうため、カビや苔の発生が見られます。
黒ずんだ汚れが付着している様子も見られます。
換気口フード下には、ガスの排出により発生した排気汚れが目立っています。
このようなカビ・苔などの汚れは通常の高圧洗浄ではなく、バイオ洗浄剤を使用したバイオ高圧洗浄で菌を根こそぎ落とすことで再発を防ぎます。
外壁目地ではコーキング材のブリード現象(可塑剤がにじみ、汚れとして表面に出てくること)による変色が見られます。
温度差や強風の刺激を受け続けることで、サッシまわりではコーキング材のひび割れが発生しています。
雨樋を指でなぞるとチョーキング現象が発生しており、退色も進んでいます。
放置すると見た目が悪くなるだけでなく、劣化の進行が早まり、塩ビ製の雨樋は割れて水漏れに繋がります。
雨樋を紫外線や雨から守り、破損を防ぐためにも外壁と同時に塗装をすることをおすすめさせていただきました。
屋根や外壁の退色は単なる「見た目」の問題ではありません。
「塗膜の劣化=建物を守る力の低下」となるので、定期的に点検を行ない、必要に応じて再塗装を行なうことで建物の寿命を延ばし、将来の大きな修繕費用を抑えることに繋がります。
上尾市 屋根外壁塗装 施工の様子
ここからは実際に行なった工事の様子をご紹介します。
施工の内容と順番が前後する箇所もございますが、ご了承ください。
足場の組み立て
外壁塗装・屋根補修・雨樋工事に先立って、安全かつ効率的な作業環境を確保するために足場を設置しました。
足場には飛散防止のためにネットも取り付け、周囲への配慮も万全です。
バイオ高圧洗浄
外壁や屋根に付着したカビや苔、藻、古い塗膜などを専用のバイオ洗浄剤と高圧洗浄機で徹底的に洗い落としました。
屋根
外壁
付帯部
同時にベランダなどの付帯部も洗浄しました。
屋根コーキング工事
塗装の前にコーキング工事を行なうことで、棟板金まわりの防水性を高めることができます。
浮いてる板金止め釘はビスに打ち替えを行ないます。
これで交換は完了です。
ビスの頭部分にノンブリードタイプのコーキング材を盛り付けることで、隙間からの雨水の浸入を防止し、板金下地の腐食を防ぎます。
板金の継ぎ目部分では既存コーキング材の下地処理を行なってから、コーキング材を増し打ちします。
隙間ができないようにしっかりとヘラで押さえて密着させました。
屋根塗装
・下塗り
ユメロックシーラー(透明)/ロックペイント
屋根材がしっかりと乾燥していることを確認してから、下塗りの工程を行ないます。
「ユメロックシーラー」は素地への浸透性が良く、脆弱面に対する補強効果、吸い込み止め、付着性に優れた2液型のエポキシシーラーです。
・タスペーサー取り付け
屋根の重なり部分に塗料が密着して通気・排水が妨げられることを防ぐため、屋根材の隙間に専用部材(タスペーサー)を設置しました。
一枚一枚手作業で差し込みを行ないます。
この工程により、屋根内部の湿気や雨水の排出がスムーズになり、屋根材や下地の長寿命化に繋がります。
・中塗り
ハイパーユメロックルーフ(新コーヒーブラウン)/ロックペイント
下塗り材が乾いたら、仕上げ用の塗料を塗布する工程に進みます。
「ハイパーユメロックルーフ」は優れた耐候性・耐久性を発揮するだけでなく、特殊成分の配合によって親水性の高い塗膜ができるため、雨で汚れが落ちやすくなります。
・上塗り
ハイパーユメロックルーフ(新コーヒーブラウン)/ロックペイント
仕上げ用の塗料を塗り重ねる工程です。
ケイナスホームでは適切な乾燥時間を確保しながら、規定量の塗料を塗布していますのでご安心ください。
・トップコート塗布
最後に仕上げとして新しい塗膜を保護するトップコート材を塗布しました。
こちらはオプションの施工になりますが、屋根の耐久性と美観性をさらに高めるのでぜひおすすめしたい内容になります。
これで屋根塗装の工程は完了となります。
外壁塗装(クリヤー)
・1回目(下塗り)
クリヤーベースハイパー/プレマテックス
外壁のクリヤー塗装を行なっていきます。クリヤー塗装は外壁の素材感や色を活かしつつ、透明な塗膜で保護・美観維持をするための塗装になります。
使用した「クリヤーベースハイパー」は意匠サイディング用の高付着プライマーになります。
光触媒や無機系などの難付着サイディングにも強固に付着し、剥離のリスク低減に特化しています。
UVカット機能も備え、塗膜の劣化を低減して美観と風合いを保ちます。
・2回目(上塗り)
ウルトラクリヤー/プレマテックス
クリヤー塗装の2回目の工程(仕上げ用塗料の塗布)を行なっていきます。
「ウルトラクリヤー」は有機と無機両方の特性を兼ね備えたシリコーンを主成分としたクリヤー専用樹脂を採用し、透明感と塗膜強度を実現した塗料です。
紫外線に強く、超耐候性と超低汚染性を兼ね備えており、サイディングの意匠を損なわず、長期にわたり美観と風合いを維持し続けてくれます。
外壁コーキング工事
コーキング工事は外壁の目地や取り合い部などを埋める作業ですが、今回はクリヤー塗装施工のため塗装後に行ないました。
まず既存のコーキング材を切り取って撤去します。
全ての目地を取り除きました。
密着性を高めるため、下地に専用のプライマーを塗布しました。
これによりコーキング材がしっかりと付着するようになり、防水性能が向上します。
コーキング材を丁寧に充填します。
表面をヘラでならし隙間が出来ないよう密着させました。
ケイナスホームでは基本的に「SRシールH100」というコーキング材(シーリング材)を使用しています。
こちらは表面耐候性が優れており、万能の接着性を持ちます。
また色数が豊富にあるので(約200色)、今回のように目地が露出する場合にも目立たない色を選ぶことができます。
サッシまわりや入隅・出隅・取り合い部などでは、コーキングの増し打ちにて対応させていただきました。
付帯塗装
屋根や外壁の塗装に加えて、雨樋や破風板、軒天などの付帯部も丁寧に塗装します。細かい部分までしっかりと仕上げることで、建物全体の美観性と耐久性を高めます。
今回は外壁塗料の耐用年数に合わせて「サンフロンUV」というフッ素系の塗料を使用しました。シリコン系のものよりも耐候性に優れ、汚れにくい親水性の塗膜なのでメンテナンス回数を減らすことができます。
各部ケレン作業と2度塗りで仕上げました。
・ケレン作業
ケレン作業とは塗装工事の前に行なう下地処理のことで、主に古い塗膜(塗装のはがれた部分)やサビ、汚れなどを取り除く作業です。
この作業を丁寧に行なうことで、新しい塗料がしっかりと密着し、塗料のもち(耐久性)が良くなります。
・破風板塗装
破風板は屋根の端(側面)にある板のことで、風や雨が屋根裏に入り込むのを防ぐ重要な部分です。
長年の雨風や日差しで傷みやすく、塗装が剥がれたり木が腐食したりすることがあります。
・屋根軒先の唐草塗装
唐草(からくさ)とは屋根の端の金属部材で、雨の浸入を防ぐ役割があります。
・軒樋塗装
軒樋は屋根の雨水を集める雨樋で、紫外線や経年劣化で割れや色褪せが起こるため、定期的な点検と塗装が大切です。
・竪樋塗装
竪樋は、屋根から流れた雨水を地面や排水口に導く縦方向の雨樋です。軒樋からの水を下に流す重要な役割を担っています。
・シャッターボックス塗装
窓や出入口の上部にあるシャッターを巻き取る箱状の部分になります。
スチール製で錆が発生しやすいため、サビ止め塗料を下塗りします。
その後、上塗り塗料を塗り重ね、耐久性と美観性を保ちます。
・庇塗装
庇は、窓や玄関の上にある屋根のような部分で、雨や日差しを遮る役割があります。
建物の外観を引き締めるデザイン的な要素でもあります。
スチール製で錆が発生しやすいため、サビ止め塗料を下塗りしてから、仕上げ用の塗料を塗り重ねました。
・水切り板金塗装
土台水切り板金は、建物の土台(基礎部分)と外壁の接する下部に取り付ける金属製の部材です。
こちらもサビ止め用の塗料を塗布してから、仕上げ塗りを行ないます。
・軒天塗装
軒天とは屋根の軒先の裏側部分で、雨風や直射日光から建物を守る役割があります。
湿気がこもりやすいので、通気性と透湿性の高い専用の塗料を使用し、色がのるまで重ねて塗装を行ないました。
ベランダ床トップコート塗装
ベランダ床に施すトップコート塗装は、防水層をしっかり保護し、美しさを保つための仕上げ作業です。
紫外線や雨から防水層を守ることでひび割れや劣化を防ぎます。
塗装前に汚れを落とし、アセトンを染み込ませた布で拭き掃除をして下地を整えます。
下地としてプライマーを塗布しました。この作業によりトップコートとの密着性を高めることができます。
防水層をコーティングして紫外線から保護する塗料(トップコート)を塗り重ねます。しっかりとした厚みのある保護塗膜を作ります。
これでベランダ床のトップコート塗装の工程は完了となります。
定期的な塗り替えで、ベランダの耐久性と安全性を長く維持することができます。
門塀塗装
門塀は玄関まわりの門や塀のことで、建物の顔ともいえる大切な部分です。
洗浄やケレン作業を行なって下地を整えてから、外壁同様に3回塗りで塗装を行ないました。
下塗り
中塗り
上塗り
塗装完了
下地を整えてから塗装をするため、耐久性や美観性が長持ちし、家全体の印象を良く保つことができます。
施工を終えて
以上でご紹介は終わりとなります。
外壁は艶を取り戻しながらも、元のデザイン性をしっかりと残し、とても美しく仕上がりました。
外壁のクリヤー塗装は、既存の外壁材の美観を活かしつつ保護効果を高める塗装方法で、意匠性のあるサイディングボード(タイル調、石調など)に適しています。
塗膜は透明で汚れは隠せないため、劣化が進みすぎる前に塗装工事を実施することが大切です。
クリヤー塗装をご検討の場合、基本的に築後10年以内、もしくは前回の塗装から8~10年以内に塗装店に相談することをお勧めいたします。
上尾市をはじめ、埼玉県内で屋根外壁塗装をご検討の方はぜひケイナスホームへご相談ください。
お客様一人ひとりに寄り添った丁寧な対応と確かな施工で、長く安心できる住まいづくりをサポートします。
使用塗料・施工金額
色:新コーヒーブラウン
色:クリヤー
お客様の声
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