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【本店】〒362-0806
埼玉県北足立郡伊奈町小室2268-125
【さいたま見沼店】〒337-0021
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対応エリア
埼玉県(蓮田市、久喜市、幸手市、上尾市、白岡市、伊奈町、加須市、桶川市、美里町、上里町、さいたま市北区、さいたま市西区、さいたま市見沼区、さいたま市岩槻区、大里郡、寄居町、南埼玉郡、宮代町、北葛飾郡、杉戸町、松伏町)
担当からのコメント
こんにちは。
埼玉県北足立郡伊奈町の外壁塗装・屋根工事専門店『ケイナスホーム』です。
今日は上尾市にて行なった屋根工事の様子をご紹介します。
傷みが激しかった屋根棟板金の交換と屋根全体の塗装、一部付帯部の塗装を行ないました。
大切なご自宅のメンテナンスをケイナスホームにお任せ下さり、誠にありがとうございます。
工事に使用した塗料と施工金額はページ下部の「施工を終えて」に記載しておりますので、参考までにご覧ください。
上尾市 現地調査の様子
上尾市にお住まいのお客様より、ポータルサイト「ヌリカエ」を通じて、屋根カバー工事のご相談をいただきました。
ケイナスホームではお見積もりの前に一度ご自宅にお伺いして、現在の状況をしっかりと調査させていただきます。
こちらでは現地で行なった屋根診断の様子をご紹介します。
屋根診断
まず屋根材では保護塗膜の劣化が見られます。
艶を失って色褪せが見られ、苔(オレンジ色に見えるもの)が発生しています。
またカビの発生も見られます。
屋根に苔やカビが発生するなら、そこは「水切れが悪い」「吸水して水が溜まっている」ということが考えられます。
表面の塗膜が劣化することで水切れが悪く、苔・カビが繁殖しやすくなりどんどん増えてしまいます。
苔やカビといった有機系の汚れは再発を防ぐためにも専用の洗浄剤でしっかりと根こそぎ洗い流すことが重要です。
棟板金は劣化してサビが発生しています。
サビが進行すると板金に穴が空き、内部の下地材にまで影響を及ぼします。
内部に水が浸入し、木材の棟下地(貫板)は腐食してボロボロになってしまっています。
このような状態になると、錆びた棟板金だけを交換して取り付けても十分な固持力が見込めないので、棟板金と棟下地の交換工事をご提案させていただきました。
棟(むね)とは戸建て住宅の屋根の最も高い位置に取り付ける部材になります。
20年以上昔の棟板金にはトタンのような錆びやすい素材が用いられており、定期的なメンテナンスが欠かせません。
また棟下地にも杉の貫板(防腐加工無しのもの)が使われているため、腐食は避けられず交換が必要になってきます。
谷板金にもサビの発生が見られますが、まだ軽度であるため塗装を行ない保護塗膜を作り直します。
当初は屋根カバー工事を希望されていましたが、相談を重ねた結果、棟板金の全交換と塗装工事でメンテナンスを行なうこととなりました。
上尾市 屋根工事 施工の様子
ここからは実際に行なった工事の様子をご紹介します。
施工の内容によって一部順番が前後する箇所もございますのでご了承ください。
足場組立
安全確保のため、まずは足場の組み立てと養生ネットの取り付けを行ないました。
屋根外壁の改修工事において仮設足場は大きな役割を果たします。
作業性の良い足場を架けることで職人の安全性が保たれ、塗装の技術を余すことなく発揮できるようにすることで高品質な施工に繋がります。
また、この足場を覆うように養生ネットを張り、ゴミなどが近隣の建物に飛ばないようにします。
バイオ高圧洗浄
「バイオ洗浄」とは殺菌・抗菌作用を持つ植物由来の原料をもとに作った洗浄剤を使用した洗浄方法になります。
苔やカビの分解にも効果のある成分が含まれており、再発を防ぐ予防効果が期待できます。
バイオ洗浄剤入りの水を噴霧して、洗浄成分をしっかりと浸透させます。
その後、水による高圧洗浄で洗い流します。
高圧洗浄を何度もすると屋根に負担がかかるのですが、バイオ洗浄をすることでダメージを抑えて綺麗にすることができます。
お客様のご要望により、外構や外回りの高圧洗浄も行なわせて頂きました。
棟板金交換
・既存棟板金の撤去
まずは既存の棟の解体を行ない、棟板金を撤去します。
続いて、棟下地(貫板)を撤去します。
同時に長年堆積した土埃などを丁寧に取り除きます。
・新規棟の造成
下地となる樹脂製貫板を取り付けます。
樹脂製のため軽量で、防水性が高く水に濡れても腐食の心配がありません。
木製の貫板よりも価格は高くなりますが、耐久性が高いため長期的にみるとコストパフォーマンスに優れていることになります。
換気棟を取り付けます。
こちらは元々使用されていたものをそのまま使用します。
新しい棟板金も取り付けていきます。
貫板の上に被せてビスで固定します。
板金と板金の重なる部分にはコーキング施工をして、毛細管現象による雨水の浸入を防ぎます。
これで棟板金交換工事は完了となります。
壁との取り合い部にも雨漏りが起こらないようコーキング剤を充填しました。
屋根塗装
・下塗り
PLスーパーハイブリッドバインダーSiⅡ/ペイントライン
屋根材が良く乾いてることを確認してから下塗りを行なっていきます。
今回使用した下塗り材は、柔軟性と強靭さを併せ持ち、下地の複雑な動きに対応します。
トップコート同様にあらゆる色に調色が可能で優れた隠蔽性を有し、耐候性も持つ特殊バインダー(接着剤)となります。
・棟板金継手コーキング施工
下塗りのあと、板金の継手部分にコーキング材を充填し、内部へ雨水が入らないようにします。
こちらがコーキング施工後の写真になります。
・棟板金止めビス頭のコーキング施工
棟板金を固定するビスの頭部分にもコーキング処理を施し、隙間からの浸水を予防し補強しました。
・屋根材ひび割れ箇所の補修
細かなひび割れや欠けが見られたので、コーキング材を用いた補修を行ないました。
・タスペーサー設置
屋根材の縁切りのために、タスペーサーと呼ばれる部材を取り付けます。
上下勘合を塗膜が塞いでしまうと、横から入った雨水が排水されず逆流して屋根下地側に浸入してしまう恐れがあります。
タスペーサーは上下勘合に塗膜が付着しないようにしてくれる部材になります。
・中塗り
レガロルーフ(PL-46)/ペイントライン
下塗り剤が乾いたら、仕上げ用の塗料を塗布していきます。
ペイントライン社のレガロシリーズは特殊シリコン樹脂と無機成分「オルガノポリシロキサン」との出会いから生まれた新しい建築塗料で、特殊クワトロガードシステムによりラジカル制御効果を実現しました。
高光沢性、低汚染性、防藻・防カビ性、高耐候性を兼ね備えた、フッ素同等の耐久性を発揮する次世代型のシリコン樹脂塗料です。
・上塗り
レガロルーフ(PL-46)/ペイントライン
仕上げ用の塗料を塗布する2回目の工程です。

塗り重ね乾燥時間を厳守して作業を進め、塗膜の厚みが基準塗布量に達するように丁寧に仕上げます。
・軒先水切り塗装
こちらは唐草とも呼ばれる軒先の水切り板金です。
屋根材を支える野地板の先端にある金物で、屋根と同じ塗料を使用して色を合わせて仕上げます。
これで屋根棟板金交換と塗装工事は完了となります。
付帯塗装
付帯部は状態に合わせてケレン作業などの下地調整を行なったあと、色がのるまで塗り重ねて仕上げます。
今回はご希望のあった箇所(雨戸・戸袋/シャッターボックス)のみ塗装を行ないます。
ユメロックの新色コーヒーブラウンを使用しました。
・雨戸塗装
ケレン作業
塗装
塗装完了
・シャッターボックス塗装
塗装完了
施工を終えて
以上でご紹介は終わりとなります。
傷みの激しかった棟板金を交換して塗装を行なったことで、美観性を高めただけでなく、雨漏りや強風時の飛散などの心配のない屋根に生まれ変わりました。
棟板金は屋根の中でも一番傷みやすい部分になりますが、自分では確認することが難しい箇所になります。
屋根の定期的なチェックとメンテナンスは、当店のような専門業者にお任せください!
≪使用塗料≫
屋根:レガロルーフ(PL-46)/ペイントライン
≪施工金額≫
屋根塗装・棟板金交換
¥780,000-(税込)
≪参考事例≫