Before

After

【本店】〒362-0806
埼玉県北足立郡伊奈町小室2268-125
【さいたま見沼店】〒337-0021
埼玉県さいたま市見沼区膝子750
定休日:火・水
営業時間:9:00~18:00
TEL : 048-792-0794
FAX : 048-792-0795
フリーダイヤル : 0120-55-5056
対応エリア
埼玉県(蓮田市、久喜市、幸手市、上尾市、白岡市、伊奈町、加須市、桶川市、美里町、上里町、さいたま市北区、さいたま市西区、さいたま市見沼区、さいたま市岩槻区、大里郡、寄居町、南埼玉郡、宮代町、北葛飾郡、杉戸町、松伏町)
担当からのコメント
こんにちは。
埼玉県北足立郡伊奈町の外壁工事・屋根工事専門店『ケイナスホーム』です。
今日は蓮田市にて行なった屋根工事の様子をご紹介します。
雨漏りがしているとのことで一部葺き直しと、それ以外の箇所でカバー工法による重ね葺き工事を行ないました。
大切なご自宅のメンテナンスをケイナスホームにお任せ下さり、誠にありがとうございます。
使用材料と施工金額はページ下部の「施工を終えて」に記載しておりますので、参考までにご覧ください。
蓮田市 屋根調査の様子
蓮田市にお住まいのお客様より、屋根修理のご相談をいただきました。
築40年程度の大手住宅メーカーで建てられたご自宅ですが、お風呂場の天井付近で雨漏りが発生してしまっているということでした。
住宅メーカーからは大きくリフォーム(建て替え等)を勧めれているが予算が合わないため、当店にもお見積もりの依頼をくださったとのことです。
ケイナスホームをお知りになったきっかけは、過去に当店で施工されたご友人様からご紹介いただいたということで、ご縁をつないでくださり感謝の気持ちでいっぱいです。
ケイナスホームではお見積もりの前に、現地にて屋根の状態の調査や、実寸の計測などしっかりと確認させていただいております
ドローンを使用して屋根の状態を上空から撮影して劣化や破損個所を確認するため、屋根に上がることなく安全・スピーディな点検が可能です。
こちらが屋根の全体写真になります。
棟板金の飛散などは見られませんが、全体的に屋根材を保護する塗膜が無くなって色褪せが進んでいる様子が見られます。
素材の乾燥や紫外線による劣化が進んで屋根スレート材自体が脆くなり、ひび割れてしまっている箇所がいたるところに見られます。
割れ目から雨水が浸入して、屋根下地(野地板)の腐食や雨漏りに繋がるので、ひび割れが発生したら早めに補修することが大切です。
今回はすでに雨漏りが発生してしまっているということでしたので、表面の屋根スレート材だけでなく下地である野地板や防水紙にまで腐食が進んでいることが考えられます。
塗装では表面的な保護にしかならず十分な対応ができないので、根本的な修理として屋根葺き替え工事と重ね葺き工事(カバー工法)をご提案させていただきました。
蓮田市 屋根工事 施工の様子
ここからは実際に行なった工事の様子をご紹介します。
内容によって一部順番が前後する箇所もありますがご了承ください。
波板交換工事
施主様のご希望で、屋根修理と同時に家周りの波板交換も行なうこととなりました。
波板は家周りのカーポートやベランダの屋根、物置や倉庫の屋根など様々な場所に使われている屋根材になります。
紫外線や雨風の影響で経年劣化し、割れや変色、たわみが生じることがあるため屋根外壁同様に定期的なメンテナンスが必要になります。
交換のタイミングとしては10年を目安に、上記のような劣化が表れてきたら検討を始めてください。
まず既存の波板を取り外します。
取り外した波板は他廃材と一緒に処分します。
骨組みに不具合が無いか点検します。
新しい波板(ポリカーボネート製)を取り付けます。
ポリカーボネート製の波板は高耐久で割れにくく、UVカット加工が施されているので紫外線による劣化を防ぐことができます。
また光をよく通すので、屋根に使っても明るさを確保することができます。
専用の固定具(フックやビスなど)でしっかりと固定しました。
これで波板の取り付けは完了となります。
半透明なので日光をある程度通して暗くならないだけでなく、強風や雪・雹にも強く長持ちします。
下屋根一部葺き替え工事
下屋根のうち、特に傷みの激しい北面では屋根の葺き替え工事を行ないます。
これは既存の屋根材を撤去して、新たに屋根を葺く工事になります。
・既存屋根の解体
既存の屋根材であるコロニアル材を一枚ずつ剥がして撤去していきます。
屋根材を剥がしたところには「穴開き(開口)」がありました。
屋内への雨漏りや腐食の原因であり、放置すると建物全体に影響を及ぼします。
既存の防水シートも剥がしていきます。
防水シートを剥がしてみると下地の野地板で腐食してボロボロになってしまっている様子が見られました。
1~5㎝程度の小さな穴であれば部分補修も可能ですが、これだけ劣化が進んでしまうと野地板ごと交換が必要な状態です。
野地板も剥がして、構造材(垂木や母屋)も点検しましたが、こちらは水分の浸透などもなく良好な状態を保っていました。
一部鉄骨のため腐食しにくく荷重にも強いので、耐久性が高くなっています。
・新規野地板の取付け
既存の屋根を解体して撤去したあとは、新しい合板野地板を取り付けました。
厚みの違う板を使用しながら高さを揃え、新規野地板取り付けは完了です。
・廃材処分
撤去したコロニアル材や防水シート、野地板は産業廃棄物として適切に処理しておりますのでご安心ください。
下屋根重ね葺き工事(カバー工法)
ここからは下屋根北面の葺き替えと西面の重ね葺き(カバー工法)の同時施工になりますので、一緒にご紹介していきます。
・新規防水シート敷設
まずは新しい防水シートを貼っていきます。
片面粘着ルーフィングと呼ばれる片面にシール材の接着材がついた防水シートで、釘などを打たずに貼れるため穴を開けずに防水性を確保できます。
粘着力が高いため位置合わせは慎重に行う必要もありますが、長期的に雨漏りリスクを下げ、メンテナンス費用を減らすことができます。
・各部役物板金の取り付け
「役物(やくもの)」とは屋根の端部・接合部・継ぎ目・立ちあがり部など通常の屋根材ではおさめられない部分に使われる「特殊な形の板金部材」のことです。
屋根工事において非常に重要な工程で、雨水の浸入を防ぐため(雨仕舞)に設置されます。
こちらの軒先板金は唐草板金とも呼ばれ、水切りや軒樋との接続部で使用され、腐食防止に大切な部材になります。
・新規屋根材の取り付け
屋根の勾配や長さに合わせて屋根材の配置を計画したあと、1枚ずつ屋根材を重ねて接着させて釘で固定します。
軒先から棟(上部)へと進めるのが基本で、雨水が入らないよう「重ね方向」と「重ね代」を厳守して作業を行ないます。
新規屋根材取り付け完了
今回使用した屋根材「アルマ」は軽量・高耐久なアスファルトシングル屋根材で、耐風・耐水性にも優れ、美しい天然石仕上げが特徴です。
施工性も高く幅広い住宅に対応します。
・棟の造成
屋根の棟は雨・風・温度変化の影響を最も受けやすく雨漏りのリスクが高い場所になります。
そのため下地板(貫板)の設置から、しっかりとした防水・通気・固定構造を整える必要があります。
樹脂製の貫板と雨押え部の下地板を取り付けました。
ビスでしっかりと固定し、浮きが出ないように調整します。
樹脂製の貫板は防水性に優れて耐久性が高く、腐食やシロアリ被害を受けにくいため長期間使用することができます。
上から棟包み板金を被せてビスで固定します。
継ぎ目は100㎜以上の重ね代とコーキングで止水処理を行なっています。
雨押え板金も取付けました。
屋根と外壁の取り合い部で、雨水の壁内部への浸入を防ぐために大切な部分です。
板金の継ぎ手や壁との取り合い部にはコーキング材を用いて止水処理を行ないました。
大屋根重ね葺き工事(カバー工法)
大屋根でも重ね葺き工事を行ないました。
基本的な流れは下屋根の工事内容と同様なので詳細な説明は割愛させていただきます。
・新規防水シート敷設
既存棟板金、棟下地の取り外しと新規防水シートの敷設
・各部役物板金の取り付け
・荷揚げ
大屋根へ荷揚げ作業を行ないました。
屋根材を地上から屋根上へ運搬する作業で、荷揚げしたあとは実際に施工する位置へ手作業で移動します。
・新規屋根材の取り付け
・棟の造成
樹脂製貫板の取り付け
棟包み板金の取り付け
大屋根では中央に換気部材を挿入しました。
通気スリットの設けられている換気棟専用の板金を取付けました。
換気棟は屋根裏にこもる熱気や湿気を排出し、屋根材や断熱材の劣化を防ぎます。
夏場の屋根裏気温を下げて室内の冷房効率を上昇、また冬場に起こる屋根材と野地板の結露を抑えカビや腐朽菌の発生を防止してくれます。
屋根の耐久性や室内の快適性に大きく影響するため、屋根修理の機会があればぜひ取り入れることをお勧めしたい設備になります。
施工を終えて
以上でご紹介は終わりとなります。
屋根カバー工事を主体として、雨漏りの起きていた箇所では一部葺き替え工事を行ない、新築同様の美観性だけでなく、耐久性・防水性・換気性能を高めることができました。
今後も建物の快適性と耐久性を維持するため、定期的な点検をお勧めいたします。
気になる点やご相談がありましたら、いつでもお気軽にご相談ください。
≪使用材料≫
屋根:アルマ(SA304グリーンAR)/ニチハ
軽量で優れた耐久性を持つ洗練されたデザインが魅力のアスファルトシングル材。
一般的な平板陶器瓦の約30%、化粧スレート屋根材の約60%の重量で、建物への負担を軽減します。このため地震時の建物の揺れを抑えて耐震性を向上させる効果があります。
またセラミックコーティングを施した天然石を使用しているので紫外線や風雨に強く、2層構造による凹凸と天然石のグラデーションの美しい色合いを長期間保持します。
セルフシーラント技術で屋根材同士がしっかりと接着して強風時でも浮きや剥がれを起こしにくく、アスファルトとグラスファイバーを使用しており柔軟性が高く衝撃にも強いため安心して使えます。
≪施工金額≫
屋根カバー工事(一部葺き替え)・波板交換
¥1,880,000-(税込)
≪参考事例≫