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外壁のひび割れ放置はNG?発生原因や危険度、補修費用を解説

2023年04月27日
目次

家の壁にひび割れを発見したら「どうしたらいいの?」「対処法は?」と不安に思う方は多いのではないでしょうか。

 

そこで本記事では、外壁のひび割れについて下記のポイントを中心に解説しています。

 

・外壁のひび割れ放置がNGな理由

・外壁のひび割れの種類や危険度

・外壁のひび割れ補修が必要かの判断基準は?

・外壁にひび割れを見つけたらやるべきこと

 

外壁のひび割れを自分で補修する方法や業者に依頼したときの費用相場も紹介しているので、ぜひ参考にしてください。

 

ケイナスホームは、埼玉県北部エリア(川口市、さいたま市、蓮田市、伊奈町、上尾市)を中心とした外壁塗装、屋根塗装の専門店です。外壁のひび割れに関するご相談はお気軽にお問い合わせください。

 

外壁にひび割れが発生する5つの原因


外壁にひび割れが起こる原因は5つあります。それぞれ詳しくみていきましょう。

 1.外壁塗装の経年劣化

紫外線や雨などの影響を受け、外壁塗装の劣化が進むことでひび割れが発生します。塗装から数年後にひび割れが発生した場合は、経年劣化によるケースがほとんどです。

2.外壁業者による施工不良

外壁塗装から1ヶ月~1年以内のひび割れの場合、業者による施工不良が原因の可能性があります。「乾燥時間が十分でなかった」「適切な塗料が使われていなかった」といったケースで発生します。

3.電車や大きな車による振動

電車や大きな車による振動もひび割れの原因の一つです。交通量の多い道路に面している場合や線路の近くにお住まいがある場合は、振動による影響を受けやすくなります。

4.地震

地震によってひび割れが起こることもあります。外壁だけでなく構造部分にもひびが発生する可能性もあるため、地震後にひび割れを見つけたら早めに専門業者に診てもらいましょう。

5.住まいや地盤構造の問題

建物自体に欠陥がある、土地の一部の地盤が弱いなどのケースでは、住まいが傾いてしまうリスクがあり、ひび割れが発生しやすくなります。

 


外壁のひび割れが発生しやすい箇所


外壁のひび割れが発生しやすい箇所は以下の通りです。ご自分で点検をする際は以下を重点的にチェックするとよいでしょう。

 

・窓サッシまわりやドアの四隅

・モルタル仕上げの外壁

・コーキング(サイディングボードの目地部分)

・増改築した際の継ぎ目

 

窓サッシまわりやドアの四隅は力が加わりやすく、とくにひび割れが生じやすい箇所です。

 

外壁材がモルタルの場合は、乾燥収縮によって外壁自体にひび割れが起こりやすいため、家の周りをぐるっと回ってひび割れているところがないか全体的にチェックしましょう。

 

また、ひび割れは外壁だけでなく外壁材の継ぎ目(コーキング)にも発生します。一般的にコーキングは外壁よりも劣化が早いといわれ、寿命は5~10年ほどです。

 

築5年が過ぎていたら1年に1回はセルフ点検することをおすすめします。

 


外壁のひび割れ放置がNGな理由


ひび割れは経年劣化や地震、地盤構造によって起こります。そのまま放置するとダメージが蓄積し、住まいの寿命が縮まってしまうおそれもあります。

ひび割れを放置すると起こるリスクをおさえておきましょう。

 

室内への雨漏りを引き起こす

ひび割れから雨水が浸入しやすくなり、そのまま放置しておくと室内への雨漏りにつながるリスクが高まります。

建物自体の耐久性が低下する

ひび割れから雨水が浸入すると、外壁や内部の鉄筋など構造部分を腐食させ、建物自体の耐久性の低下を招く可能性があります。

湿気によりカビやシロアリが発生する

建物内部に雨水が入り込むと、湿気によってカビやシロアリが発生する可能性も。カビはアレルギーなどの健康被害を引き起こす原因になるため、小さいお子さんや高齢者のいる家庭では特に注意が必要です。


外壁のひび割れの種類と危険度


外壁のひび割れは大きくわけて4種類あり、ひび割れの種類によって危険度も変わってきます。

 

・ヘアークラック

・構造クラック

・乾燥クラック

・縁切れクラック

 

ここからは、それぞれの特徴と危険度について解説します。

 

ヘアークラック【危険度低】

幅0.3mm以下・深さ4mm以下の髪の毛程度のひび割れをヘアークラックといいます。経年劣化から起こるもので、塗膜の表面のみがひび割れている状態です。

建物の構造に影響を及ぼすものではないため、危険度はそこまで高くありません。早急な補修は必要なく、ひび割れが進んでいないか定期的な経過観察をするようにしましょう。

 

乾燥クラック【危険度低】

乾燥クラックとは、モルタルなど湿式工法による外壁材に起こるひび割れです。水分が蒸発し乾燥するときの収縮によって発生します。クラック幅は狭いのが特徴です。

乾燥クラックも建物構造には影響を及ぼさないため、危険度は高くありません。完全に素地が乾燥してしまえばひび割れが広がることはなく、定期的な経過観察のみでOKです。

 

縁切れクラック【危険度中】

縁切れクラックとは、天気の影響などで工事を中断した際に、塗料の状態の不一致が原因で起こるひび割れです。モルタルやコンクリートなど、湿式工法による外壁材で発生します。

次に紹介する構造クラックより緊急度は高くありませんが、クラック幅が0.3mm以上の場合は早めの補修が必要です。

 

構造クラック【危険度高】

構造クラックとは、幅0.3mm以上・深さ4mm以上のひび割れのことを指します。

表面に生じるヘアークラックや乾燥クラックとは違い、外壁内部から割れている可能性が高く、危険度の高い症状です。放置すると建物の内部にまで雨水が流れ込み、構造上のダメージが大きくなるおそれがあります。

 


外壁のひび割れ補修が必要かの判断基準は?


ひび割れが発生している箇所や溝の深さによっては、早急に補修が必要な場合もあります。

ここでは、ひび割れ補修が必要かどうか判断基準をお伝えします。

 

経過観察でも問題ないケース

外壁塗装のひび割れが0.3mm以下(ヘアークラックの場合)であれば、経過観察でも問題ないでしょう。

ただし、経年劣化により段々とクラックが大きくなることもあります。写真を撮っておくと変化がわかりやすいため、記録しておくとよいでしょう。

 

補修が必要なケース

外壁塗装のひび割れが0.3mm以上(構造クラックの場合)であれば、業者による補修が必要です。

塗装部分だけでなく外壁や内部にダメージが及んでいる可能性があるため、構造クラックを見つけたら、速やかに対処しましょう。

 

判断がつかない場合は業者に診てもらう

自分で判断ができない場合や不安な方は、業者に診てもらうのがおすすめです。

多くの業者では無料診断や見積りを実施しているので、サービスを上手く活用してくださいね。

 


外壁にひび割れを見つけたらやるべきこと


外壁にひび割れを見つけたらまず何をすればよいのでしょうか?

ここでは、やるべきことを2つ順を追って説明します。

 

①ひび割れの幅を測る

ひび割れを見つけたら以下の方法で、ひび割れの幅を計測しましょう。

クラックスケール

クラックスケールとは、その名の通りクラック幅を測る専用の定規で、ホームセンターやネットで500円ほどで手に入ります。大小さまざまな線が印刷されており、ひび割れにクラックスケールを当てると、簡単に幅を測定できるしくみになっています。

クラックスケールで定期的に確認しておくと、ひび割れが進行したときも気づきやすくなるでしょう。

官製はがきとティッシュ箱の紙

クラックスケールが手元にない場合は、官製はがき(約0.25mm)とティッシュ箱の紙(約0.4mm)を使う方法がおすすめです。官製はがきがひび割れに入るなら「ヘアークラック」、ティッシュ箱の紙が入る場合は「構造クラック」と判断する目安になります。

 

②施工業者に連絡する

クラックスケールで幅0.3mm以上のひび割れ(構造クラック)を確認したら、すぐに施工業者に連絡を入れましょう。

 


外壁のひび割れを自分で補修する方法・手順


クラック幅が0.3mm以下のヘアークラックの場合は、自分で補修することも可能です。ただし、あくまでの応急処置となりますので、再発のリスクはゼロではありません。

ここでは、DIYでできる応急処置の方法を外壁材別にお伝えします。

 

 モルタル・コンクリート外壁の場合

モルタルやコンクリートなどセメントが定着する外壁の場合は、チョークやスプレーで補修が可能です。

チョーク式

用意するもの

・ブラシ

・チョーク式補修材

・指サック

 

手順

1.ひび割れに詰まった汚れやホコリをブラシで取る

2.補修箇所を水で濡らす(湿らせる程度)

3.ひび割れに沿ってチョークを刷り込む

4.周囲の削り粉をひび割れに押し込む

5.30分ほど乾燥させたら完了

 

チョーク式はピンポイントでひび割れを埋められるため、補修材を無駄にしない点がメリット。ただし、圧をかけながら刷り込まなければならず、時間がかかるためある程度体力が必要です。

 

チョーク式補修材は商品にもよりますが、ホームセンターやネットなどで8,000〜1万円ほどで手に入ります。

スプレー式

用意するもの

・ブラシ

・スプレー式補修材

・スポンジやコテ

 

手順

1.ひび割れに詰まった汚れやホコリをブラシで取る

2.補修箇所を十分に水で濡らす

3.スプレーを吹きかける

4.スポンジやコテでならす

 

スプレー式は、吹きかけるだけなのでDIY経験の少ない人でも手軽に補修できるのがメリットです。ただし、セメント粉が周りに飛び散りやすいため、汚したくないものにはあらかじめ養生をしておくとよいでしょう。

 

スプレー式補修材は、ホームセンターやネットなどで2,000〜3,000円ほどで購入できます。

 

 サイディング外壁の場合

サイディング外壁の場合は、コーキング材を使って補修します。

コーキング式

用意するもの

・ブラシ

・マスキングテープ

・刷毛

・下地材(プライマー)

・コーキング材

・コーキングガン

・ヘラ

 

手順

1.ひび割れに詰まった汚れやホコリをブラシで取る

2.はみ出し防止のため、マスキングテープで養生する

3.刷毛を使って下地材(プライマー)を塗る

4.コーキングガンを使って補修材をひび割れに充填する

5.ヘラで平らにならす

 

コーキング材は、上から塗装できる「変成シリコン」のものを選びましょう。また外壁と近い色を選ぶのも大切です。補修跡が目立ちにくくなります。

コーキング材自体は1,000円程度で購入できますが、コーキングガンや下地材など、必要なものをすべて揃えるとなると5,000〜1万円ほどが必要です。

 

 補足:自分で補修するときの注意点

高所に生じたひび割れを脚立を使って補修する際は、必ず晴れた日に2人以上で作業をしてください。

高所作業は、転落のリスクが伴い大変危険です。基本的にはプロに任せることをおすすめしますが、どうしても自分で補修をしたい場合は、十分に安全に配慮して無理をしないようにしましょう。

 


外壁のひび割れの補修方法【業者に依頼する場合】


ひび割れの補修方法は、発生箇所や幅の広さによってかわります。

 

ここでは「幅0.3~1.0mm以下の場合」「幅1mm以上の場合」の代表的な補修方法をそれぞれ紹介します。

 

 樹脂注入工法【クラック幅0.3~1.0mm以下】

幅0.3~1.0mm以下のひび割れには、ひび割れ内部に樹脂の補修材を注入する「樹脂注入工法」を行ないます。

補修材の注入量が管理しやすく、ひび割れ幅が狭い場合でも確実に施工できるのが特徴です。

 

 Uカットシール工法【クラック幅1mm以上】

幅1.0mm以上のひび割れの場合、クラック部分をカットしたあと樹脂を充填する「Uカットシール工法」を行ないます。

切削して幅と深さを確保して補修材をしっかり充填することで、ひび割れの再発を防ぎます。

 


外壁のひび割れ補修の費用相場


外壁のひび割れ補修の費用相場は、それぞれ以下を参考にしてください。

 費用相場
DIYの場合  2,000~1万円
業者に頼んだ場合  部分補修 1~2万円/箇所
全体補修(外壁塗装)60~90万円

 

DIYの場合

補修方法にもよりますが、DIYの場合2,000~1万円ほどが相場です。

補修方法別の費用相場は、以下が目安となります。

 

・チョーク式…8,000〜1万円

・スプレー式…2,000〜3,000円

・コーキング式…5,000〜1万円

 

業者に頼んだ場合

 

部分補修

業者に頼んだ場合は、部分補修のケースで1箇所あたり1~2万円が目安です。

ただし、ひび割れが高所に発生していて足場が必要になる場合は、20万円ほどの足場費用が別途かかってきます。

 

全体補修(外壁塗装)

ひび割れが広範囲に及んでいる場合は、全体補修(外壁塗装)が効果的です。外壁塗装の費用相場は一般的な戸建て住宅で60~90万円ほど。ひび割れ以外の劣化症状にも有効なため、前回の施工から10年経っている場合には検討してみましょう。

補修費用は、ひび割れが発生している箇所や大きさ、外壁の劣化状況によって変わるので、詳しい値段が知りたい方は業者への見積もり依頼が必要です。

 


外壁のひび割れ補修に保証や保険は使える?


保証や火災保険をうまく利用すれば、補修費用を安く抑えられる可能性があります。

メーカーや施工業者の保証

外壁のひび割れが「業者による施工不良」の場合、保証内容によっては施工業者に無料で補修してもらえる可能性があります。保証内容や条件は業者によって異なるので、お手元の保証書をチェックしてみましょう。

火災保険

火災保険は火災だけでなく、台風や雷などそのほかの自然災害による損害でも適用されることがあります。たとえば「台風によって飛来物が衝突し、外壁にひび割れが発生した」と認定されれば、保険金を受け取れます。

ただし経年劣化によるひび割れは、補償外となるため注意が必要です。

 


外壁のひび割れは外壁塗装業者に依頼するのがおすすめ


クラック幅0.3mm以下のひび割れであればDIYで応急処置できるものの、再発するリスクはゼロではありません。誤った補修をして、かえって建物にダメージを与えてしまうこともあります。

 

そのため、外壁のひび割れを根本的に解決するには、やはりプロに依頼することをおすすめします。外壁塗装業者は単に塗装をするだけでなく、ひび割れをはじめ、剥がれや欠け・コケ・カビなど、さまざまな劣化症状に対応可能です。

 

ひび割れ補修をすべきかどうか、適切な工法は何かをプロの視点から提案してもらえるため、住まいを長持ちさせるためにも、一度外壁塗装業者に点検を依頼してみましょう。

 


ケイナスホームによる外壁のひび割れ補修実績を紹介!


ここでは、ケイナスホームが過去に行なったひび割れ補修の事例をご紹介します。

【ひび割れ補修事例】

施工内容:外壁ひび割れ補修・部分塗装

施工金額:38,500円

 

上尾市 K様のお宅では、写真のように柱に大きくひび割れが入っている状態でした。まずはプライマーを塗布し、補修剤としてコーキングを注入。その上から部分塗装をして、補修の跡が目立たないように仕上げています。

 

詳しい補修の様子は、下記にて解説しております。

上尾市にて外壁補修と部分塗装の小工事を行いました

 

このほかにもさまざまな施工事例を紹介していますので、「施工実績」「お客様の声」のページもご覧ください。


外壁のひび割れにお困りならケイナスホームにお任せください


幅0.3mm以下の微細なひび割れであれば、経過観察でも問題ありませんが、幅0.3mm以上のひび割れの場合は早めに補修を行ないましょう。

ひび割れは深さや範囲によって適した施工法が異なるため、信頼できる業者に依頼することが重要です。

ケイナスホームは、埼玉県北部エリア(川口市、さいたま市、蓮田市、伊奈町、上尾市)を中心とした外壁塗装・屋根塗装の専門業者です。

 

埼玉県での施工実績数はNo.1を誇り、一級塗装技能士の資格をもつ職人も多数在籍しています。

 

・国家資格をもつ職人に施工をお願いしたい

・予算に合わせた施工方法を提案してほしい

・アフターフォローが充実している業者を選びたい

 

このようにお考えの方は、ケイナスホームへお気軽にお問い合わせください。見積もり・点検は無料で行っております。

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