フッ素塗料とは?メリットやデメリットとおすすめメーカーを解説
2024年06月14日
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屋根や外壁に使用する塗料には、いくつかの種類があります。フッ素塗料は建築物用塗料のなかでも耐久性に優れ、耐用年数が長いことでも有名です。
今回はフッ素塗料をテーマに、フッ素塗料の特徴やメリット、デメリット、ほかの塗料との費用の違いなどを解説します。屋根・外壁塗装にフッ素塗料を検討中の方はぜひ参考にしてください。
ケイナスホームは外壁塗装、屋根塗装の専門店です。エリアは埼玉県で川口市、さいたま市、蓮田市、伊奈町、上尾市を中心に埼玉北部全体で活動しております。外壁塗装に関するご相談はお気軽にお問い合わせください。
フッ素塗料とは?耐久性の高さが魅力
フッ素塗料とは、蛍石(ほたるいし)を原料としたフッ素樹脂を配合した塗料を指します。
フッ素樹脂は炭素とフッ素の結合が非常に強固なため紫外線に強く、また耐久性にも優れています。その頑丈さを活かして住宅の外壁や屋根、大型建造物の塗装によく使用されます。航空機やフライパンなどの調理器具に使われることもあるようです。
フッ素塗料のメリット
フッ素塗料のメリットとして、主に以下の4つが挙げられます。
詳しく見ていきましょう。
耐候性に優れている
フッ素塗料の大きなメリットの1つが、優れた耐候性です。先述したように、フッ素塗料に配合されているフッ素樹脂は、炭素のフッ素の結合が非常に強力です。紫外線で破壊されにくく、温度変化にも強いため、長期間日光にさらされても色あせや劣化が起こりにくいという特徴があります。
また、フッ素塗料は外壁にしっかりと密着するので、長期間雨風に打たれても外壁との間に隙間ができにくく、長持ちするといわれています。
耐用年数が長い
耐久性や耐候性に優れたフッ素塗料は、一般的なシリコン塗料に比べ耐用年数が高い点もメリットです。現在塗料の主流であるシリコン塗料の耐用年数は、おおむね10~15年ほどといわれています。対してフッ素塗料の耐用年数は、屋根で12~15年、外壁だと15~20年ほどです。
耐用年数が長いため、頻繁な塗り替えが難しい大型建造物にもよく使われています。東京スカイツリーの塗装にも、フッ素塗料が使われているのだとか。
汚れが付きにくい
フッ素塗料は親水性が高く、汚れが付きにくい点もメリットです。親水性とは水によくなじむ性質を指し、万が一汚れが外壁についたとしても、雨が降った際に水がフッ素塗料になじみ、汚れを洗い流してくれます。
また、フッ素塗料は一般的なシリコン塗料に比べ静電気が起こりにくいという特徴があります。空気中のホコリや砂が付着しにくい点も長所といえるでしょう。
フッ素塗料はこうした親水性の高さや静電気の起こりにくさから、低汚染性に優れています。
メンテナンス性が高い
フッ素塗料は、耐候性・耐久性が高く汚れも付きにくいため、シリコン塗料に比べ頻繁な塗り直しや掃除が必要ありません。大規模建築物の塗料に使用されるのも、そのメンテナンス性の高さが理由のひとつです。
あまりこまめに手入れができないという人に、フッ素塗料はおすすめです。
フッ素塗料のデメリット
フッ素塗料にはメリットがある反面、デメリットも存在します。
フッ素塗料の主なデメリットは以下の4つです。
それぞれ見ていきましょう。
価格が高い
フッ素塗料は、一般的な塗料の中では価格が高い部類に入ります。主流塗料であるシリコン塗料の1.5~2.5倍ほどの価格がするため、戸建て住宅の塗料としてはまだそこまで一般的ではありません。
しかしフッ素塗料のメリットでも述べた通り、耐久性が高く耐用年数も長いので、ランニングコストを考えると決して割高ではないでしょう。
再塗装しにくい
親水性が高く頑丈なフッ素塗料は、再塗装の際に塗膜が塗料と密着しにくいというデメリットがあります。年数が経って塗膜の耐久性が低下していれば問題なく再塗装できるかもしれませんが、それまでは塗膜と塗料の密着性を高める下塗り塗料を選ぶ必要があります。
弾性が低く伸びにくい
フッ素塗料はほかの塗料に比べて塗膜が固く、伸びにくい性質を持ちます。そのため、塗装した箇所にヒビが入ると、一気にひび割れしてしまうことがあります。そのため、動きのあるモルタル外壁などに塗装する場合は、特に慎重に進めなければいけません。
ツヤあり塗料しかない
フッ素塗料はツヤありの商品がほとんどで、完全にツヤを抑ええた商品はまだ発売されていません。そのため、マットな仕上がりにしたい場合は不向きといえるでしょう。
ツヤ消し添加剤を混ぜるという方法もありますが、そうするとフッ素塗料の耐候性が落ちてしまうため、あまりおすすめできません。
フッ素塗料の外壁・屋根塗装がおすすめな人
フッ素塗料の外壁・屋根塗装がおすすめな人の特徴として、以下が挙げられます。
耐用年数が長く耐久性に優れたフッ素塗料は、頻繁なメンテナンスが難しい場合におすすめです。
フッ素塗料の価格相場
フッ素塗料とその他の塗料の価格相場を表にまとめました。
フッ素塗料はほかの塗料よりも高額ですが、耐用年数はもっとも長いことがわかります。
フッ素塗料を扱うおすすめメーカー
フッ素塗料を扱うおすすめのメーカーを5社ご紹介します。
日本ペイント
参照:日本ペイント
日本ペイントは創業140年以上の老舗塗料メーカーです。
住宅だけでなく、自動車や大型建造物用の塗料も販売しています。フッ素塗料の商品数も豊富で、住宅用のフッ素樹脂塗料だけでも約10種類あります。
日本ペイントの人気フッ素塗料は以下の通りです。
関西ペイント
参照:関西ペイント
関西ペイントは日本三大塗料メーカーの1つで、主に家庭用から工業用、船舶用まで幅広い分野の塗料を開発・販売しています。
建築用のフッ素樹脂塗料の商品数も豊富で、耐候性や耐久性に優れた品質の良さが人気です。
関西ペイントの人気フッ素塗料を以下にまとめました。
エスケー化研
参照:エスケー化研
エスケー化研は、日本ペイントや関西ペイントと同じ日本三大塗料メーカーの1つです。
内外装用の塗料から特殊塗料、装飾塗材、化学化成品まで、幅広い商品を手がけています。
エスケー化研の主なフッ素樹脂塗料は以下の通りです。
KFケミカル
参照:KFケミカル
KFケミカルは建築塗料や土木資材を製造・販売しているメーカーです。
代表的な商品に、4フッ化フッ素を配合したフッ素樹脂塗料があります。
KFケミカルの主なフッ素樹脂塗料は以下の通りです。
ロックペイント
参照:ロックペイント
ロックペイントは大阪で創業した塗料メーカーで、主に建築用や自動車用の塗料を製造・販売しています。
特に車両用塗料で国内シェアの多くを占めています。
ロックペイントの主なフッ素樹脂塗料は以下の通りです。
フッ素塗料の塗装工事費用を抑えるコツ
フッ素塗料はほかの塗料に比べて価格が高いものの、以下の方法で塗装工事費用をいくぶん抑えることができます。
それぞれ解説します。
屋根と外壁を同時に塗装する
屋根と外壁をどちらもフッ素塗料で塗装したい場合は、同時に施工するのがおすすめです。
同時に塗装することで、足場の設置や解体費用を節約することができます。また、一度に施工すれば工期が短縮でき、その分人件費などのコストも抑えられるでしょう。
劣化が激しくなる前に塗装する
屋根や外壁の劣化・破損がひどくなってから塗装工事を行うと、補修に費用と時間がかかってしまいます。劣化した屋根や外壁の補修工事は大掛かりなものになりやすいため、注意が必要です。
不具合を見つけたら、状態がひどくなる前に塗装を依頼しましょう。
フッ素塗料の塗装工事事例
ここからは、フッ素塗料を使用した塗装工事の事例を一部ご紹介します。
<施工事例1>
<施工事例2>
<施工事例3>
<施工事例4>
上記の施工事例はあくまでも一例です。
ケイナスホームはこれまで、数多くのフッ素塗料を用いての屋根・外壁塗装を手がけてまいりました。埼玉県で屋根・外壁塗装をお考えの方は、ぜひ一度ケイナスホームへお問い合わせください。
品質を求めるならフッ素塗料がおすすめ
フッ素塗料は価格こそ高いものの、耐久性や耐候性、メンテナンス性に優れた塗料です。耐用年数も長いので、長期的に見れば決して割高というわけでもありません。
多少高くても品質を求める方に、フッ素塗料はおすすめです。
ケイナスホームは外壁塗装、屋根塗装の専門店です。エリアは埼玉県で川口市、さいたま市、蓮田市、伊奈町、上尾市を中心に埼玉北部全体で活動しております。外壁塗装に関するご相談はお気軽にお問い合わせください。
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