屋根カバー工法のデメリットは多い?メリットと適しているケースも解説
2023年01月23日
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既存の屋根の上に屋根材を重ねる屋根カバー工法は、葺き替えに比べてコストがかからないため人気のメンテナンス方法です。しかし、デメリットや気をつけたい点も少なくありません。
そこで本記事では、屋根カバー工法について下記を中心に解説しています。
・屋根カバー工法とは?
・屋根カバー工法のデメリット・メリット
・屋根カバー工法が適しているケース・適していないケース
「屋根リフォームを検討している」という方はぜひ参考にしてくださいね。
ケイナスホームは、埼玉県北部エリア(川口市、さいたま市、蓮田市、伊奈町、上尾市)を中心とした外壁塗装、屋根塗装の専門店です。屋根カバー工法に関するご相談もお気軽にお問い合わせください。
屋根カバー工法とは?
屋根カバー工法とは、既存の屋根の上に新しい屋根材を重ねる工法を指します。
屋根が重くなることを考慮して、ガルバリウム鋼板など軽量な金属屋根が採用されるのが一般的です。
葺き替えとの違い
「葺き替え」とは、既存の屋根材をすべて撤去してその上から新しい屋根を設置する工法です。
屋根カバー工法と違い、既存の屋根材を下地からすべて撤去するため、コストが高額になりやすく工期も長くなります。
費用相場
費用相場:80~130万円
屋根カバー工法の費用相場は、一般的な戸建て住宅で80~130万円ほどです。
屋根の数や面積、建物構造のほか、使用する屋根材の種類などによって金額が決まります。
屋根カバー工法のデメリット
屋根カバー工法は選ぶ人が多い人気のメンテナンス方法ですが、デメリットはないのでしょうか?主なデメリットは以下4つです。
・耐震性が低下する
・屋根材によっては施工できない
・劣化が激しい場合には向かない
・火災保険が適用されない
ひとつずつ詳しく解説します。
耐震性が低下する
既存の屋根の上に新しい屋根材を重ねるため、屋根全体が重くなります。
屋根が重くなると建物にかかる負荷が増し、建物の構造によっては耐震性の低下につながるおそれがあります。
屋根材によっては施工できない
屋根カバー工法は、スレート屋根や金属屋根などフラットな屋根に対して行う工事です。屋根の形状によっては、屋根カバー工法で対応できない場合があるので注意しましょう。
たとえば瓦屋根には新しい屋根の設置が難しいため、屋根カバー工法ができないケースがほとんどです。
劣化が激しい場合には向かない
屋根カバー工法は、屋根の劣化を元に戻す工事ではありません。
下地はそのまま利用することになるため、劣化が激しい場合は葺き替えを検討しましょう。もし下地に腐食などがあれば、内部で劣化が進行し雨漏りなどの原因になります。
火災保険が適用されない
自然災害が原因で屋根リフォームが必要になった場合は、火災保険が使えることがあります。しかし「元の状態に戻す」ことが必須条件になるため、屋根カバー工法では火災保険が適用されないことがほとんどです。
ただし、葺き替えに比べて安く済むなどの理由があれば、認められる場合もあります。
屋根カバー工法のメリット
屋根カバー工法の主なメリットは以下の4つです。
・工事費用が抑えられる
・工事期間が短くなる
・断熱性・防音性・防水性が向上する
・アスベストの飛散リスクが低い
ひとつずつ詳しく解説します。
工事費用が抑えられる
既存の屋根を残したまま施工ができるので、撤去の手間がかからない分、葺き替えに比べると工事費用を抑えられるメリットがあります。
葺き替えの費用を用意できない場合や、コストを重視する場合は屋根カバー工法がおすすめです。
工事期間が短くなる
既存屋根の撤去が必要ないため、工事も短く済みます。
一般的に葺き替え工事には1週間~10日ほど必要ですが、屋根カバー工法の場合は1週間弱程度です。葺き替えに比べると工期を数日短縮できるので、工事期間が長くとれない方にも向いています。
断熱性・防音性・防水性が向上する
屋根カバー工法は屋根が2重になるため、断熱性や防音性・防水性が向上します。
本格的な断熱・防音工事に比べると大きく効果が出るわけではありませんが、工事前に比べて外からの熱や冷気が入りにくくなり、雨の音も伝わりにくくなるでしょう。
アスベストの飛散リスクが低い
アスベストが含まれる屋根材は、撤去の際にアスベストが離散する危険性があります。
屋根カバー工法であれば既存の屋根を撤去する必要がないため、離散リスクが低く、安全な施工が可能です。
屋根カバー工法が適しているケース
以下に当てはまるケースでは、葺き替えよりも屋根カバー工法が適しています。
費用を抑えたい場合
メリットでもお伝えした通り、屋根カバー工法は葺き替えに比べると費用がかかりません。
とくにアスベストが含まれる屋根の場合は、撤去費用が高額になりやすいため、費用を抑えたい場合には屋根カバー工法が効果的です。
既存の屋根材にアスベストが含まれている場合
既存の屋根材にアスベストが含まれている場合は、飛散リスクを低減できる屋根カバー工法が選ばれやすいです。
ご自宅の屋根材にアスベストが含まれているかどうか不明な場合は、プロによる診断を受けることをおすすめします。
既存の屋根がスレート屋根や金属屋根の場合
スレート屋根や金属屋根は陶器瓦やセメント瓦などに比べて軽量なため、屋根カバー工法が適しています。
形状もフラットなので、新しい屋根を設置しやすい点もメリットです。
15年以内に建て替えや引っ越しの予定がある場合
屋根カバー工法は屋根が2重になるため、状況によっては次のメンテナンス費用が高額になるリスクがあります。
そのため15年以内の建て替えや引っ越しなど、次回のメンテナンスを考えなくてもよいケースでは、屋根カバー工法が適しています。
屋根カバー工法が適していないケース
屋根材の種類や劣化状態によっては、屋根カバー工法が適さないケースもあります。
たとえば以下のようなケースでは、屋根カバー工法ではなく葺き替えがおすすめです。
屋根材の劣化や破損がみられる場合
屋根材の劣化が内部に及んでいる場合は、屋根カバー工法はおすすめできません。下地に腐食などがあれば、気づかないうちに劣化が進行してしまうおそれがあるからです。
築20年以上経っている場合や、屋根に雨漏りが発生したことがある場合は、葺き替えを検討しましょう。
地震でよく揺れる場合
地震でよく揺れる場合も屋根カバー工法は不向きです。
屋根カバー工法では屋根の重量が重くなるため、建物の負荷が増し、耐震性の低下につながるおそれがあります。
スレートや瓦の屋根材を使いたい場合
屋根カバー工法で使える屋根材は、金属屋根に限られています。
希望する屋根材がスレートや瓦など金属屋根以外の場合は、屋根カバー工法が選択できないため注意しましょう。
ケイナスホームによる屋根カバー工法の施工実績を紹介
ここでは、ケイナスホームが過去に行った屋根カバー工法の施工事例をご紹介します。
【屋根カバー工法の施工事例】
施工内容:屋根カバー+屋根外壁塗装
施工金額:1,790,000円
屋根には塗膜の褪色が見られ、棟板金には経年によるサビが確認できます。
また日の当たりにくい北側にはコケやカビ、藻なども発生しており、全体的な劣化状況からこちらのお宅には屋根カバー工法を提案しました。
屋根カバー工法は塗装に比べると費用がかかりますが、メンテナンス時期を延ばすことができるので、結果的にコストパフォーマンスに優れた工法といえます。
ケイナスホームではご自宅の屋根の状態をしっかりチェックして、最適な工法を提案しております。
施工の様子は下記にて詳しく解説していますので、ぜひこちらもご覧ください。
伊奈町にて屋根カバー工法による屋根の上葺き工事と、モルタル外壁の塗り替え工事を実施しました
屋根カバー工法ならケイナスホームにお任せください
ケイナスホームは、埼玉県北部エリア(川口市、さいたま市、蓮田市、伊奈町、上尾市)を中心とした外壁塗装・屋根塗装の専門業者です。
埼玉県での施工実績および専属職人在籍数No.1を誇り、屋根カバー工法にも対応しております。
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