屋根・外壁の劣化の症状と塗装の時期について
2022年06月03日
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みなさんこんにちは。
伊奈町の屋根工事・外装専門店ケイナスホームです!
本日は屋根と外壁の劣化の症状の違いと塗り替え時期についてお話しようと思います。
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はじめに
外装リフォームの目的は、日本の温度変化の大きく多湿な環境によって日々少しずつ劣化が起きる建物の美観を保つこと・保護することでご自宅に長く住めるようになることが挙げられます。
リフォームを行うことで美観を保てるだけではなく大胆にカラーチェンジをすればイメージチェンジも行えます。
また、外装保護を行うことで紫外線や雨の環境から建物を守ることが可能です。
定期的にメンテナンスを行い補修や修繕を行うことで建物の耐久性を上げ長持ちさせることも可能です。
それでは実際にご自宅の素材や環境でどのような症状が起き、どんなタイミングで修繕などのお手入れが必要になるかを次の章にてご確認ください。
修繕時期について
【外壁】
外壁の劣化はまず外観の状態を見ることで劣化の状態を確認できることが多いです。
塗りたては艶がありますが、徐々に艶が失われて色褪せた印象になります。
次にチョーキング現象という、塗料に含まれる樹脂と顔料が分離することによって粉末状に顔料が外壁材の表面に浮き出ている現象が起きます。
チョーキング現象を放置することで更にひび割れや剥がれなどの深刻な劣化が起きます。
また、日なたと日陰で劣化の起き方が変わります。
南側(日なた)は紫外線の影響で色褪せやチョーキング現象が起きやすいです。
劣化して防水機能が損なわれた状態ですと、雨水を建物内部へと吸い込む可能性があります。
シーリングなどの外壁材のつなぎ目も紫外線でひび割れが起きますので、注意したいところです。
北側(日陰)は湿気が多くカビや苔の発生が主に懸念されます。
日の当たらないことが多いため、塗膜が劣化しているとそこから汚れが付着してコケやカビの発生を促進してしまいます。
外壁や屋根などの素材を直接傷める原因にもなりますので、早めに撤去したいところです。
カビや苔には「バイオ高圧洗浄」が効果的です。
有機系の汚れを洗浄剤を塗布することで浮き上がらせてから撤去することができますので、ぜひ塗装の前の工程にバイオ高圧洗浄をご利用ください。
金属サイディング
主にスチールやアルミニウムなどの金属鋼板です。
デザイン性や耐久性に優れた表面材と断熱性・防火性の高い裏打材によって形成されていて、軽さと耐久性が特徴です。
美観維持・防カビの観点から約10~15年で再塗装が必要です。
赤サビが発生しやすいため塗膜を傷めてしまった場合は早急に処置する必要があります。
窯業サイディング
セメント質と繊維質を原料に板状に加工された素材です。
タイル目やレンガ調などのデザイン性の高いものが多く近年人気の素材です。
基材は吸水性があり、防水機能は塗膜に頼ることになりますので塗膜の劣化を放置することで建物全体の防水性が低下してしまいます。
シーリングの劣化やチョーキング現象に注意が必要です。
約7~8年で塗装を行うことをオススメしております。
モルタル
セメント、石灰、砂、水を混ぜ合わせた素材です。
施工が容易でコストが安いため新築の物件にはよく施工されていました。
強度が高く耐火性に優れていますが、防水機能が低くなると急激に劣化が進みひび割れの症状が起きるため塗装の目安は約10~15年と言われています。
他にもカビや苔などが発生することもあります。
ALC
コンクリートを軽量気泡化した外壁材です。
断熱性・耐火性・耐久性に優れるためマンションやアパートなどの不動産物件に使用されていることが多い素材です。
塗装が劣化すると防水性が乏しく内部から腐食してしまうことがあります。
チョーキング現象や色褪せが起きるため、約10~15年で塗り替えが必要です。
【屋根】
屋根は常に雨水・日射にさらされていることから、通常劣化は外壁よりも5年程度早く起きます。
塗膜が劣化することで汚れやカビ苔の発生の劣化が起きます。
また形状にもよりますが棟板金や雪止めなどの部材もそれぞれ劣化を起こすため、メンテナンスを必要とします。
塗膜の劣化以外にも、ひび割れや瓦の浮きなど素材の劣化も注意する必要があります。
屋根も外壁同様に日なたと日陰で劣化の状態が変わります。
日当たりの良い場所では塗膜の劣化や塗料の持ちの悪さが目立ちます。
日陰では苔やカビの発生が強く起きることがあり、水弾きの悪い屋根材には苔やカビが根をはり屋根材を傷めることもあります。
外壁と違って屋根は高い位置にありますので直接目視だけで確認することは難しいです。
お客様自身で屋根の上に登る行為は大変危険ですので絶対に行わないでください。
ケイナスホームでは依頼を受けた際の現地調査では素材や築年数・劣化が顕著なものは外観からの診断もありますが、直接屋根に登る以外にもドローン撮影によって屋根全体の劣化の確認を行うことがあります。
スレート系
薄い平坦な板を使用した屋根です。
劣化すると表面のひび割れや反りなどが起こります。
屋根の接合部の下地の腐食や板金の釘浮きなども気を付けたいところです。
点検は約7~8年で必要となります。
セメント系
セメント瓦はセメントと川砂を混ぜたモルタルを形成した素材です。
紫外線・雨風・温度変化などで塗膜の劣化が起こりますと素材のセメントの劣化も早くなります。
脆くなる前に定期的な点検を約10~15年でオススメします。
粘土・瓦系
寿命が他の素材に比べて比較的長く、色褪せが起きづらいことが特徴です。
洗浄を定期的に行うか、部分的に交換する補修が一般的です。
漆喰のメンテナンスが定期的に必要とされ、接合部の漆喰が崩れると瓦のズレや浮きが起こります。
苔や雑草を放置すると根から雨水を屋根に引き込む原因となりますので、耐久度は高い瓦屋根ですが全く点検や手入れが不要というわけではありません。
通常20~30年で点検を行うことが多いですが、劣化の状態によってはもっとこまめに洗浄や補修を行うこともあります。
金属系
サビにくい金属として古くから使われている銅板は最も安くて経済的な屋根材です。
銅は緑青という変色が起きますが、それ以降は長期にわたって使用できます。
サビが起こると屋根材に穴が開いてしまうことや、板金を留めている釘の浮きなどもよくある劣化です。
接する素材との組み合わせで劣化が早くなることに注意が必要で、点検目安は約10~20年と言われています。
終わりに
以上で屋根外壁の劣化の症状、修繕時期のご紹介は終わりとなります。
いかがでしたでしょうか。
同時期に建てた建物でも使用状況や道路状況、他にも日当たりや風通しなどの環境によって起こる劣化は変わります。
お客様のご自宅1件1件に必要な施工は変わってきますので、不要な施工をご提案することのないようケイナスホームでは必ず施工の前には直接ご自宅にお伺いし劣化の状態を確認する「現地調査」を行っております。
直接確認することでより詳細に劣化の状態がわかり、またお客様のお悩みをお伺いすることでより良い施工のご提案に繋がります。
ケイナスホームでは、現地の調査とお見積りは無料となっております。
安心してお問い合わせください。
ご覧いただきありがとうございました。
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