外壁の種類と塗装の目安ってどんな感じ?
2022年03月11日
【本店】〒362-0806
埼玉県北足立郡伊奈町小室2268-125
【さいたま見沼店】〒337-0021
埼玉県さいたま市見沼区膝子750
定休日:火・水
営業時間:9:00~18:00
TEL : 048-792-0794
FAX : 048-792-0795
フリーダイヤル : 0120-55-5056
対応エリア
埼玉県(蓮田市、久喜市、幸手市、上尾市、白岡市、伊奈町、加須市、桶川市、美里町、上里町、さいたま市北区、さいたま市西区、さいたま市見沼区、さいたま市岩槻区、大里郡、寄居町、南埼玉郡、宮代町、北葛飾郡、杉戸町、松伏町)
みなさんこんにちは!
伊奈町の屋根塗装外装専門店、ケイナスホームです!
寒い日が続いていますね。体調の方はいかがでしょうか?
私たちケイナスホームは寒くても関係なく元気に活動してます!
今回は外壁についてお話しますのでご自宅の外装に当てはまるものを見ていただいて、参考になればなと思います!
外壁の種類と塗装目安の年数
みなさんはお家の壁の状態をじっくりと見たことがありますか?
よくお問い合わせをいただいた方から、この様なお声をいただくことがあります。
「うちの壁って何ていうやつなの?」
「状況はよくわからないけど、周りの家が塗装しだしたから私の家もそろそろやらないといけないのかな…」
「お隣で塗装をやっている所に色々と言われて気になってきてしまった」
「そもそも何年ぐらいで塗装をするものなの?」
「お家の今の状態を見るにしても、どういう所に気を配ればいいの?」
「結局は色褪せてくるだけなんでしょ?だったら急がなくたっていいじゃない」
こんな時、塗装の目安や状態を自分でも判断できる様なある程度の指標があると助かりますよね。
そこで今回は、それぞれの外壁材での劣化の特徴、塗装の目安についてお話しいたしますので、ご参考にしてみてください。
劣化を早期発見することで、メンテナンス費用の低減やお家の長寿命化にもつながりますので、ぜひご一読ください。
金属サイディングボード
金属サイディングボードですのでもちろん材料は、スチールやアルミニウムなどの金属鋼板であり、デザイン性や耐久性に優れており人気の外壁です。劣化として、表面に塗膜と言われる下地を保護する塗料の層があるのですが、それが傷つくことや塗膜が薄くなって風雨に曝されることで、金属のため錆びてしまう(アルミの場合は錆びません)などの症状があり、放置してしまうとほかの箇所にも腐食が広がってしまい、最悪の場合穴が開いてしまうなどするため、この外壁を使用している場合赤錆びなどの症状を発見次第業者に見てもらうのがベストです。近年では、錆が発生してしまうスチールではなく、ガルバリウム鋼板やアルミニウム鋼板などを主材にした金属サイディングボードが主流です。
塗装目安 10年~15年
症状 表面の塗装が剥げ、地金が見えている様な状態は要注意。放置すると赤錆びや穴開きの症状が出てきます。
窯業サイディングボード
窯業サイディングボードではセメント質と繊維質を主な原料としており、タイル調やレンガ調など、デザインが豊富で最近の家に多い外壁材となっています。防水機能を塗膜に頼っているため塗膜の劣化を放置することで防水機能がなくなり、建物や構造にも大きなダメージを与えてしまう可能性があります。「防水機能がなくなっても壁は壁でしょ?」って思う方もおられると思いますが、例として雪が降った時に靴などに防水スプレーをした時に、初めは弾いていてものちのちしみ込んできた経験ありませんか?それと同じで壁も防水機能がなくなった場合、水分を壁が吸ってしまい劣化の原因になるのです。また壁のつなぎ目である目地と呼ばれる部位にあるシーリングと言われるゴム状のものにヒビが入ってしまったり痩せてしまい隙間が空くなどの症状もあります。その隙間から水が裏などに回り込み、ひび割れやボードの反りに繋がります。
塗装目安 7年~8年。
症状 新築からの場合、サイディングボード表面の劣化よりもシーリングの劣化が先に来るケースが多い為、目地部に要注意。シーリング材に亀裂や断裂(シーリング材の向こう側が見えている状態)が見られたら早急な対処が必要です。放置するとサイディングボードに反りが発生し、サイディングボード自体の割れに繋がります。一度塗装をしている場合にはチョーキングと呼ばれる、壁を触ると顔料(色)が手に付着する状態が塗装の目安です。
※表面に無機系樹脂や光触媒コーティングを施した、高耐久のサイディングボードもあります。その場合にも目地部のシーリング材などの劣化が見られる場合にはメンテナンスが必要です。また、無機系・光触媒コーティングのサイディングボードは塗装の際には専用の下塗り材を使用するなど、注意が必要な部分があります。
モルタル
モルタルは、セメントと石灰と砂を混ぜて水で練った素材です。施工が容易なためコストが安くまた強度が強く耐火性に優れているが、防水機能が低くなるとセメント質の中性化により耐久性が低くなり、急激に劣化が進みひび割れなどが目立ちます。見えずらいひび(ヘアークラック)などもあるため注意する必要があります。大きなひび割れ(構造クラック、幅0.3ミリ以上、奥行き5ミリ以上のひび)が確認された場合には躯体へのダメージも懸念されるため、早急に対処が必要です。防水機能を保つことが重要となり、カビやコケなどが発生した場合、それらが保水材の役目を果たし外壁の劣化を促進する原因になってしまうため、塗装をする際には低汚染性と柔軟性(弾性とも呼ばれ、ひびに追従して伸縮し、表面にひびを作らない機能)を持った塗料で塗装することをおすすめ致します。
※和風建築によく用いられる素材ですが、洋風建築に用いられるようなコテ模様を付けた壁材(ジョリパッド)もモルタルに分類されます。ジョリパッド仕上げの壁の風合いを残したい場合には専用塗料による塗装が良いでしょう。
塗装目安 10年~15年
症状 ひび割れが発生しやすい。放置をすると壁材の剝離につながり、最悪の場合には内部にある金物(ラス網と呼ばれる)が露出したり錆びて膨れてきます。
ALC
ALCはコンクリートを軽量気砲化した外壁材です。断熱性、耐火性、耐久性に優れ、マンションなどに多く見られ、劣化が進むにつれ防水性が乏しくなり、内部に水が浸透しボロボロになったように欠けが発生したりもします。チョーキングの発生等、塗膜が劣化した状態でいるとコンクリートが浸食され、ピンホールと呼ばれる気泡状の穴が表面に出て来ます。ALCは下地からの補修を行う場合、かなり大掛かりな工事となりますので、そうなる前にしっかりと表面を保護し、防水機能を保ってあげることが重要です。ALCは戸建てではセキスイハイムやヘーベルハウスなどのハウスメーカーが主に取り扱っている外壁材です。木造建築で使用される事もありますが、主として軽量鉄骨造で使われる事が多いです。また、窯業サイディングボードと同様に目地が存在する為、メンテナンスの際にはシーリング補修も必要になってきます。継ぎ目に使用されているシーリング材の量が少なく、打ち替えを行おうとした場合には外壁材をカットする等の作業が必要になり、作業の割りには効果を見込めない為、シーリング補修を行う際には増し打ちと呼ばれる既存のシーリング材の上からシーリング材を施す方法が良いでしょう。同質の素材としてパワーボードがあります。
ちなみにALCとは「Autoclaved Lightweight aerated Concrete(オートクレイブド・ライトウェイト・エアレイティド・コンクリート)」の頭文字を取った略称の事です。名称でエアレイティドの部分を省略したオートクレイブド・ライトウェイト・コンクリートと表記される事もありますが、厳密にはエアレイティドも含めます。
塗装目安 10年~15年
症状 外壁材としては丈夫でひび割れよりもチョーキングや紫外線による褪色など、表面塗膜の劣化が先に起こるケースが多い。目地部がシーリング痩せにより、亀裂となってくる事もある為、目地部と外壁表面の状態に要注意です。
コンクリート壁
水とセメント、砂や砂利を混ぜたコンクリート壁です。モルタル壁とも似た素材ですが、違いとしてはモルタル壁がコテ等で塗りつけて仕上げるのに対し、こちらは住宅基礎部の様にコンクリートを流し込み一体成型のボードとして作られると言った違いがあります。最も強度のある外壁材ですが、打ちっ放しコンクリートと呼ばれる素地がそのまま露出しているタイプですと防水機能が無い為、風雨に曝され、モルタル壁でも紹介した中性化により、素材として脆くなってしまいます。その為、専門業者による大掛かりな改修が必要となってしまうケースもあります。また、ひびからの水の浸入により鉄筋を腐食してしまい膨れ、表面の割れや欠けに繋がります。ひびが目立ってきた場合には、早期に専門業者による点検を受けましょう。
一般住宅では使われることの少ない素材(重量があり、木造住宅には向かない為)ですが、独特の風合いから人気があり、一般住宅でも使用できる似たようなデザインのサイディングボードもあります。
塗装目安 10年~15年
症状 ひび割れ(クラック)。ひびを放置すると、コンクリートに含まれるカルシウム分が滲み出て結晶化するエフロレッセンス現象が発生し、美観を著しく損ねます。
トタン張り
多くのトタンは、表面にプリントと言われる木目調の塗装をされたものが多く、築年数の古い、昔ながらの建物で多く見かけられます。
金属素材の為、防水性が抜群で耐久性にも優れているが現在は外壁に使用されることはほとんどなくなっています(より高性能な金属系外壁材が出てきた為)。トタン張りなので反りであったり、白さびというような症状がみられるようになり、特に海の近くや高温多湿の地域で起きやすく、白い斑点が外壁に現れ表面のメッキに含まれる亜鉛が酸化して表面に出てきてしまう症状であり、定期的に水で洗い流すなど防止策をした方がよいです。また、金属サイディングボードと同様に鋼板ですが、こちらは内部に断熱材等が無い物が多くあります。その為、夏場等には日射によって熱くなり、その温度が室内にも伝わりやすいという欠点もあります。塗装される際には遮熱塗料の使用も検討されても良いでしょう。
塗装目安 7年~8年
症状 反り、白さび
羽目板
「下見板」とも呼ばれ、木材特有の景観がログハウス調の雰囲気を作り、独特の魅力があります。ですが、木材は乾燥収縮等が起こり、割れが生じやすく、白く色褪せて美観を損ねます。厚みのあるしっかりとした材料を使用することが大切であり、板の重ね部分が不十分だとつなぎ目から雨水が入り込む可能性もあるので外装の変化を注視しながら過ごす必要があるでしょう。外装の変化としては、変色や腐食があり、他の外壁材に比べ、より定期的にメンテナンスを行う必要があります。腐食してしまった木材は張り替えるしか方法が無い為、余程の強いこだわりが無い場合には耐久性に優れる金属サイディングボードなどを被せてしまった方が良いでしょう。現在は金属サイディングボードにも木目調の物があります。
もし塗装等によるメンテナンスを検討する場合には、オイルステン系塗料を使い防腐・防虫機能を持たせると良いでしょう。通常の塗料の場合、木材そのものの吸湿性等により密着力があまり期待できず、数年で塗膜の剥がれが起きる可能性が高い為、外壁を羽目板にしている場合には避けた方が良いでしょう。※オイルステン系塗料を使用できるのは未塗装、未コーティングの木材に限ります。一度オイルステン系塗料で塗装をした場合にはその後も同塗料による塗装は可能です。
塗装目安 5年~7年※保護目的で塗装をする場合には早ければ早いほど良い
症状 木材の割れ、反り、腐食(白変色等)が出てきた場合には塗装ではなく交換をお勧め致します。
おわりに
以上が簡単ですが、外壁材の劣化の特徴とメンテナンス時期の目安になります。
いかがでしょうか? 塗装目安はあくまでも目安になりますので、住宅の周辺環境や日当たりによっても劣化状況は左右され、塗装の時期も左右されます。しかしながら、全ての外壁材において言えることがあります。それは、
『お家を守る上では、塗装は遅すぎるという事はあれど早すぎる事は無い』
という事です。
今、家族とお住まいの方はもちろん、お一人で住まわれている方も、お家を買うというのは一大決心であったと思います。その一大決心をして購入したお家が朽ちていってしまう姿を見るというのは物悲しくは無いでしょうか。
家族との一家団らんの素敵な時間を過ごす大切なお家、お一人の時間を快適に過ごすための我が家なのに、外壁が傷んでしまっている為にそこに気を取られてしまうというのはとてももったいないと個人的には感じてしまいます。
折角であれば、大切な我が家を長く、快適に過ごせるようにしていきませんか?
ご自身で点検をされ、不安な個所が見つかったならば是非一度お近くの業者にご相談されてください。
私たちは事務所のある伊奈町をはじめ埼玉県内、埼玉県近隣の県外エリアでもお伺い致します。もし、頼れる業者が思い当たらない、見つからないという事であれば、この記事を読んでいただいたのも何かのご縁かと思いますので、お気軽に私たちケイナスホームにご相談ください!
お見積り、診断は無料にて承っていますし、電話相談だけでも歓迎致しますよ!
まずはお抱えになっている不安を一緒に解消しませんか?
ご相談お待ちしております!
共有: