朝霞市にてシリコンREVOを使用した外壁塗装、通気緩衝工法の屋上防水工事を行いました~前編~
塗装箇所 | 外壁屋根ベランダ |
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色 | ベージュ系ブルー系 |
塗料 | シリコン |
症状 | 色褪せカビ・コケコーキング劣化 |
地域 | 朝霞市 |
Before
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After
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担当からのコメント
こんにちは。
埼玉県北足立郡伊奈町のケイナスホームです。
今回は朝霞市にて屋根・外壁塗装、付帯部塗装を行いましたのでご紹介します。
前編では現地調査の結果、屋上防水工事の様子をご紹介し、
後編では屋根外壁塗装の様子をご紹介します。
お客様の大切なご自宅のメンテナンスをケイナスホームにお任せ下さり誠にありがとうございました。
使用塗料と施工金額は「施工を終えて」に掲載させていただきます。
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朝霞市 現地調査
朝霞市にお住まいのお客様からお問い合わせいただきました。
お問い合わせ後は、まず担当より現地調査の日程を調整し、お客様のご自宅にお伺いします。
現地調査による診断結果を基に、見積書をお渡しし、お客様が不安に思われる点はその都度担当者がしっかりとご説明します。
「現地調査」では必ずお客様にお立会いいただき、診断士が屋根から付帯部までしっかりと確認いたします。
ケイナスホームでは現地調査から見積書提出、相談まで無料で行っておりますので、お気軽にお問い合わせください。
👉お問い合わせはこちらから!
今回施工させていただくお客様のご自宅は屋根がスレート屋根で、外壁はサイディング外壁になります。
【屋上】
この写真では分かりにくいですが、屋上の一部では小さなクラックが見られました。
クラックとはひび割れのことで、一番上を覆っているトップコートの劣化やコンクリートの乾燥収縮などが原因で起こります。
また、長時間にわたり太陽光からの紫外線や赤外線、雨などを受けることもクラックの原因とも言えます。
クラックを放置すると、雨漏りの原因になるだけでなく、建物内部の劣化を引き起こす恐れもあります。
屋上やベランダの黒ずみや汚れは、砂やホコリ、排気ガス、カビの発生などが原因ですが、それとは別に防水層のトップコートが剥がれてシートがむき出しになることで起きます。
シートが露出すると紫外線や雨水の影響で劣化が進行し、先ほどの写真のように防水層のクラックや剥がれなどの劣化につながる可能性が高くなります。
お客様とご相談し、今回は屋上に通気緩衝シートを設置する通気緩衝工法の防水工事を行います。
【屋根・下屋根】
お客様のご自宅には下屋根もあり、そこでは全体的な色褪せと共に所々で苔や藻が確認されました。
カビ・苔・藻が屋根に生えるということは、その部分の水切れが悪くなったり、屋根材が水分を吸収し、蒸発しにくくなっているということになります。水切れが悪くなる原因は塗膜の劣化です。
カビ・苔・藻を厳密に見分けることはとても難しい為、「苔だと思ったら、藻だった」、「藻だと思ったらカビだった」ということも多々ございます。
下屋根に限らず、母屋でも同じような症状が確認できました。
今回はバイオ高圧洗浄をした後に、塗装を行います。
【外壁】
外壁目地では、コーキングの剥がれが確認できました。
コーキングの劣化症状ですが、初期段階はひび割れになります。今回お客様の劣化症状で剥がれてしまっており、
コーキングの剥がれはその中でも、一番進んでいる部類に入ってしまいます。
この状態だと、雨水が建物に入り込んでしまい、中には壁や木の部分などの構造材も腐らせてしまう可能性がございます。
また、外壁入隅部分では塗膜の剥がれが確認されました。
塗膜の剥がれは経年劣化によっていつかは必ず起きる症状です。
どれくらいで剥がれが生じるかどうかは塗料の種類によって異なりますが、施工後1年以内に塗膜の剥がれが生じた場合は、施工不良の可能性が考えられます。
またコーキングの剥がれと同様に、外壁の剥がれを放置すると雨漏りに繋がる可能性がございます。
塗膜の剥がれが生じてしまっている外壁は、守りの皮が一枚剥がれている状態であるため、簡単に雨水の侵入を許してしまうことになります。
下の写真では全体的にみて外壁の艶が失われ、色褪せてしまっていることがわかります。
これもまた経年劣化による症状です。
経年劣化の代表的な症状として、太陽光に含まれる紫外線によるもの、また紫外線の他にも酸性雨などの自然的な原因も考えられます。
以上で現地による調査は以上となります。
朝霞市 屋上防水工事
足場架設
まず足場を組み立てる際に障害となるカーポートを取り外しいたします。
こちらは施工後には元の通りにお戻し致しますのでご安心ください。
取り外したカーポートはブルーシートに包み、施工が終わるまで大切に保管いたします。
次に作業の基礎となる足場を組み立てます。
その後全体的に養生ネットを取り付けます。
養生ネットは施工中に工具やボルト等が落下した際に、大きな事故になる事を防ぐ役割があります。
バイオ高圧洗浄
バイオ高圧洗浄では住宅専用のガイソーパワークリーナーを使用しています。
下の写真は洗浄剤を希釈攪拌している様子です。
通常の水洗いによる洗浄は表面の汚れしか落ちず、せっかく高い塗料で塗装をしても、下地処理が不十分な状態だと、数年で塗膜の剥がれを起こしたりカビが繁殖したりと施工不良を起こしかねません。
ケイナスホームでは、通常の高圧洗浄では落としきれない0.001mmにも満たないピンホールに潜んでいるカビやコケ、藻など壁面の汚れを徹底的に洗い流します。
【下屋根】
【外壁】
【屋上】
【軒天】
屋上防水工事
防水工事とは、建物の屋上や屋根、ベランダ、バルコニーなど雨にさらされる場所を水から守る処置をする工事の事です。
今回は「ウレタン防水工事」の中から「通気緩衝工法」で施工していきます。
通気緩衝工法とは、通気緩衝シートと呼ばれるものを下地に貼り付け、その上からウレタンを塗っていく工法です。
ウレタン防水工事には「密着工法」もあり、通気緩衝工法はそれよりも費用はかかりますが、下地とウレタンの間に1枚のシートが割って入ることで、「水蒸気」の膨らみを防止することが出来ます。
【プライマー塗布】
屋上をきちんと清掃した後、プライマーと呼ばれる下地材を塗布します。
これは通気緩衝シートとの密着をより良くするために行います。立ち上がり部にもムラなく塗布していきます。プライマーを塗布した後完全に乾燥するまで待ちます。
【通気緩衝シート設置】
ここで通気緩衝シートを設置していきます。
このシートの裏地が特殊な加工がされており湿気が逃げる構造になっています。
また、建物の揺れなどで発生するクラックを緩衝してくれ、防水層をクラックから守ってくれます。
継ぎ目にもジョイント用のテープを使用し、隙間のないようにいたします。
【脱気筒設置】
ここで脱気筒を設置します。
通気緩衝シートに丸く穴を開け、シートの下に閉じ込められている空気を逃がすことが出来るように、脱気筒と呼ばれるステンレス製の筒を設置いたします。
50平方メートルにつき、1カ所程度が目安となっております。
ポイントとしては出来るだけ水上に設置して水分が抜けるようにします。
【ドレン設置】
雨漏りの最も激しい箇所であるドレンからの雨漏りを防ぐため、新しく「ドレン」を設置いたします。
ドレンとは排水口のことを指し、今回は「改修用ドレン」を使用いたしました。
改修用ドレンとは鉛のプレートや塩ビシートに蛇腹ホースが一体化したものになります。
【補強クロス設置】
横の立ち上がり部には通気緩衝シートが貼れないため、「補強クロス」と呼ばれるメッシュシートを使って補強を行います。
【ウレタン主剤塗布1回目】
立ち上がり部からウレタン防水塗料を塗布していきます。
塗膜の厚さが均等になるように丁寧に塗布します。
1度に厚みをつけようとすると、色々な不具合が発生してしまいますので日にちを掛けて2回に分けて塗布します。
ウレタン塗膜の平均的な厚みは2.0mm程度です。
【ウレタン主剤塗布2回目】
1回目と同様に塗り重ねます。
2回塗りを行うことで厚みのある強い防水層となります。
再び十分に乾燥させます。
【防水トップコート塗布】
仕上げにトップコート塗料を塗装します。
防水層を紫外線から保護し、経年劣化をできるだけ抑える役割を果たしてくれる塗料です。
以上でウレタン防水工事は完了です。
屋根・外壁塗装工事は後編でご紹介します。