-
LINEでお問い合わせ
【本店】〒362-0806
埼玉県北足立郡伊奈町小室2268-125
【さいたま見沼店】〒337-0021
埼玉県さいたま市見沼区膝子750
定休日:火・水
営業時間:9:00~18:00
TEL : 048-792-0794
FAX : 048-792-0795
フリーダイヤル : 0120-55-5056対応エリア
埼玉県(蓮田市、久喜市、幸手市、上尾市、白岡市、伊奈町、加須市、桶川市、美里町、上里町、さいたま市北区、さいたま市西区、さいたま市見沼区、さいたま市岩槻区、大里郡、寄居町、南埼玉郡、宮代町、北葛飾郡、杉戸町、松伏町)
担当からのコメント
こんにちは。
埼玉県北足立郡伊奈町の外壁塗装・屋根工事専門店の「ケイナスホーム」です。
今日は宮代町にて行なった、カバー工法による屋根の重ね葺き工事と外壁の塗り替え工事の様子をご紹介します。
大切なご自宅のメンテナンスをケイナスホームにお任せ下さり、誠にありがとうございます。
使用した材料と施工金額はページ下部の「施工を終えて」に掲載しておりますので、参考までにご覧ください。
[toc]
宮代町 屋根外壁診断の様子
当店のチラシをご覧くださった南埼玉郡宮代町にお住まいのお客様より、屋根カバー工事と外壁塗装工事のご相談をいただきました。
ケイナスホームでは、まずご自宅へお伺いして現在の屋根外壁の状態を診断してから、お見積もりを提出いたします。
こちらでは現地にて行なった屋根外壁診断の様子の一部をご紹介します。
屋根診断
屋根診断を行なうにあたり、免許取得者がドローンを飛ばして屋根全体を画像でチェックします。
瓦の飛散や棟板金の剥がれなどといった重大な問題は見当たりませんでしたが、塗膜が劣化して色褪せが目立っていました。
この屋根の形状は腰屋根(越し屋根)と呼ばれるもので、切妻屋根の中央の一部を上に持ち上げたような屋根になります。
大棟部分に設置される小さな屋根のことを屋根舎といい、換気口や採光のためのスペースが設けられています。
屋根材を拡大してみると、塗膜が完全になくなってしまっている箇所もありました。
紫外線の影響で塗料に含まれる顔料が劣化したことが原因で、防水性能が消失している状態になります。
屋根舎の換気口周りや立ち上がりの壁部分に汚れの付着が見られましたので、洗浄で綺麗にしてからリフォーム工事を行なわせていただきます。
屋根リフォームの方法として①塗り替え、②重ね葺き(カバー工法)、③葺き替えの3種類があり、今回は②重ね葺き工事(カバー工法)を行なうこととなりました。
カバー工法の場合、既存の屋根材を撤去する必要がないため、葺き替えに比べると工事期間が短く撤去費用も抑えることができます。
また廃材が出ないので地球環境に優しく、解体の際に出る粉塵を飛散させる心配もありません。
塗り替えに比べ費用は多く掛かりますが、その後数十年間にわたってメンテナンスの必要がないため長期的にみるとコストパフォーマンスに優れたなります。
ご自身のライフプランに合わせ、長期的な視野でご検討ください。
外壁診断
屋根同様に、外壁でも艶を失い色褪せている様子が見られました。
塗膜が劣化して薄くなっている状態で、防水機能が失われています。
外壁を指で擦ってみると、外壁の汚れが付着しました。
これは経年劣化による保護塗膜のチョーキング現象といいます。
外壁が長期間紫外線や風雨に晒されたことにより、保護塗膜の塗料の結合がほどけてしまっており、防水性が低くなっている状態です。
塗り替え時期のサインとなります。
宮代町 屋根外壁リフォーム 施工の様子
ここからは工事の内容をご紹介します。
施工の内容によって多少順番が前後する箇所がありますので、ご了承ください。
足場組立
安全確保のため、まずは足場とネットの設置を行いました。
外装工事において仮設足場は大きな役割を果たします。
作業性の良い足場を架けることにより、職人の安全性が保たれ、塗装の技術を余すことなく発揮できるようにすることで高品質な施工に繋がります。
またこの足場を覆うように飛散防止ネットを張ることで、塗料やゴミなどが近隣の建物に飛ばないよう配慮します。
バイオ高圧洗浄
有機系のカビやコケなどの汚れに効果を発揮するバイオ洗浄剤を希釈攪拌した水を散布します。
長年蓄積した汚れを根こそぎ浮かび上がらせ、塗装に最適な状態にします。
屋根
外壁
軒天
ベランダ
バイオ洗浄剤が浸透し汚れが浮き上がったところで、通常の水による高圧洗浄を2回行います。
汚れが残った状態だと、塗料の密着性に影響が出るので徹底的に洗い流します。
洗浄後はしっかりと乾燥させ、塗料の密着不良による膨れなどが起こらないように注意します。
屋根重ね葺き工事(カバー工法)
既存の屋根を撤去せずに軽量な屋根材を上に乗せるカバー工法にて重ね葺き工事を行いました。
大がかりな葺き替えと比較すると、人件費や材料の処分費用を抑えることができます。
※カバー工法について詳しくお知りになりたい方はこちらをご覧ください。
☞ 屋根カバー工法(重ね葺き工事)
・棟板金撤去、貫板撤去
新しい屋根を施工する際に障害となるので、既存の棟板金を撤去しました。
貫板上の防水シートを取り外します。
その後、棟板金の下にある貫板を撤去しました。
屋根カバー工法では撤去する部材がこちらだけになるので、撤去費用と廃材処分費が抑えられます。
・防水シート設置
既存の屋根の上に下地防水紙を設置します。
軒先(下)から棟(上)に向かって張り付けていきます。
前後に10cm程度重ねることで、屋根材の下に雨水が入り込んでも屋内への浸入が防げるようになっています。
これで防水シートの設置は完了です。
・水切り板金の設置
各部に水切り板金を設置します。
屋根を長持ちさせるために、それぞれ重要な部材になります。
水切りがきちんと設置されていないと、流れ着いた水が屋根内部に侵入し、雨漏りの原因になったり、屋根材や軒の腐食につながる恐れがあります。
軒先では強風にあおられて屋根が飛ばされてしまう危険性があるため、板金でしっかりと固定する必要があります。
ケラバ板金も取り付けました。
板金止め釘にはコーキング処理を施します。
・スーパーガルテクト設置(ガルバリウム鋼板)
従来のガルバリウム鋼板に比べ、3倍強の寿命になった「スーパーガルテクト(アイジー工業)」を設置しました。
遮熱性と断熱性を備え、超軽量を実現したことで地震でも安心できる屋根材になります。
屋根の形状に合わせて一枚ずつ敷いていきます。
まず谷棟、隅棟を取り付け、その後軒先から平らな部分を取り付けていきます。
新しい雪止めも、屋根材の設置と同時にビス打ちで設置します。
・新規棟の造成
まず棟板金を設置する前に、棟下地とも呼ばれる貫板を設置しました。
貫板を設置した後、上から棟板金を被せてステンレスのビスを使って固定します。
特に棟板金は風の影響を受けやすいので、台風などの強風時に飛んでいかないようにしっかり留めました。
これで棟板金の設置は完了となります。
棟板金の接合部にはさらにコーキング材を打ち込み、雨水が侵入しないようにしました。
・壁どまり部雨押さえ板金の取り付け
棟部分と同様に、雨押さえ板金の下地となる木材の取り付けを行ないます。
上から雨押さえ板金を被せて固定し、釘頭と継手にコーキング処理を施しました。
また、壁との取り合い部にもコーキング材を充填して止水処理を行ない、雨水が浸入しないようにします。
・腰屋根の屋根舎部分
腰屋根の屋根舎部分にも同様の工事を行ないました。
棟部分は塗装してそのまま使用するので下塗りを行ない、屋根面には防水シートを設置します。
その後、各種板金の取り付けを行ないます。
棟部分に中塗り・上塗りを行なって、屋根面には新しい屋根材であるスーパーガルテクトを設置していきます。
棟部分では板金の継ぎ目にコーキング処理を施します。
板金の合わせ部分では毛細管現象が発生しやすいので、特に入念に止水処理を行なう必要があります。
棟部分のコーキング処理はこれで完了です。
さらに立ち上がり部分の壁には、外壁塗装と同じ塗料で塗装を行ないました。
通常の塗装同様に、3回塗り(下塗り→中塗り→上塗り)で作業しています。
外壁部分から突き出た屋根の裏側にあたる軒裏部分の塗装も行ないました。
これで屋根カバー工事の工程は完了となります。
シェイドブラウンというカラーを使用し、高級感あふれる落ち着いた印象の屋根に生まれ変わりました。
外壁塗装工事
目地やサッシ周りのシーリング打ち替え・増し打ち工事を行なって、いよいよ外壁塗装の工程に移ります。
外壁は3回塗り(下塗り→中塗り→上塗り)で仕上げていきます。
・下塗り
外壁材が良く乾いている事を確認して下塗りの工程を行ないます。
今回は「スーパーファインベース(ペイントライン)」という下塗り剤を使用しました。
こちらは微弾性高分子ポリマー下地調整材で、特殊アクリルをベースにしたものになります。
旧塗膜への優れた付着性に加え、弾性を有することから、旧塗膜及び下地に発生した微細なクラック(ひび割れ)への追従性に大きな効果が得られるものになります。
・中塗り
下塗りが乾いたら、仕上げ用の塗料「レガロ(ペイントライン)」を塗布していきます。
こちらはラジカル制御効果によりフッ素同等の耐候性・耐久性を持つシリコン塗料になります。
・上塗り
最後に仕上げ用の塗料を塗り重ねます。
ケイナスホームでは専門の職人が塗り重ね乾燥時間を厳守して作業を進め、塗膜の厚みが基準塗布量に達するように丁寧に仕上げていますのでご安心ください。
付帯部の塗装
メインとなる外壁や屋根以外の部分を塗装していきます。
付帯部では塗装の前に、サビや汚れを除去して下地を整え、塗料の密着性を上げるためにヤスリをかけるケレン作業を行なっております。
また劣化の状態により、色がのるまで重ねて丁寧に塗装を行っています。
・下屋根塗装
・軒天塗装
・鼻隠し塗装
・雨樋塗装
雨樋では部分的に割れが見られたので、コーキング材を用いて補修を行ないました。
コーキングによる補修後
・外壁飾り板塗装
施工を終えて
以上で、ご紹介は終わりとなります。
この度は弊社にご依頼いただきまして、誠にありがとうございました。
付帯部も含めて外壁は艶を取り戻し、美しく生まれ変わりました。
また腰屋根と呼ばれる屋根から突き出た屋根舎がある形状のため雨漏りのリスクが高くなりますが、スーパーガルテクトによる重ね葺き工事を行ない、取り合い部などもコーキング材でしっかりと塞いで、美観性だけでなく機能性を高めた屋根となりました。
日頃意識することはほとんどありませんが、屋根や外壁は毎日私たちの生活を守るという大役を担っています。
紫外線を浴び続け、風雨に曝され、砂ぼこりをたたきつけられたりと毎日かなりの負担を強いられており、経年劣化は必ず起こります。
屋根外壁の状態が不安な方、屋根外壁の傷みを指摘された方など一度ご相談いただければと思います。
ケイナスホームでは適切な屋根外壁診断(無料)のあと、施工を行ないますので安心してお任せください。
≪使用材料≫
屋根:スーパーガルテクト シェイドブラウン
スーパーガルテクトはアイジー工業社より発売されている超高耐久ガルバリウム鋼板を使用した屋根材になります。
断熱材はポリイソシアヌレートフォーム、また小屋裏の湿気を通しにくい特殊なアルミライナー紙を用い、3層で構成された屋根材が優れた断熱性能を発揮します。
さらに表面には遮熱性ポリエステル樹脂塗装を施すことで赤外線をシャットアウト、また特殊なちぢみ塗装で高級感あふれる質感になっています。
外壁:レガロ PL-02
ペイントライン社のレガロシリーズは、特殊シリコン樹脂と無機成分「オルガノポリシロキサン」との出会いから生まれた新しい建築塗料です。
特殊クワトロガードシステム(①耐候性を高める特殊チタン、②高密度シェル構造によるラジカルバリアーシステム、③紫外線吸収剤UVキャッチを採用した高性能光安定材、④シリコーンオリゴマーのシロキサン骨格を結合した特殊架橋型ハイグレード樹脂)によりラジカル制御効果を実現。
高光沢性、低汚染性、防藻・防カビ性、高耐候性を実現した、フッ素同等の耐久性を発揮する次世代型のシリコン樹脂塗料です。
≪施工金額≫
屋根カバー・外壁塗装工事
¥1,700,000-
(足場代半額、防水シート無料)
≪参考事例≫