上尾市にて屋根カバー、外壁塗装、雨樋交換工事を行ないました≪後編≫
塗装箇所 | カバー工法外壁ベランダ雨樋 |
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色 | イエロー系ブルー系2色塗装 |
塗料 | 無機ハイブリッド |
症状 | カビ・コケひび割れコーキング劣化雨樋その他 |
地域 | 上尾市 |
Before
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After
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担当からのコメント
こんにちは。
埼玉県北足立郡伊奈町の外壁塗装・屋根工事専門店『ケイナスホーム』です。
今日は上尾市にて行なった外装リフォーム工事の様子をご紹介させていただきます。
工事の内容にボリュームがあるため前編・後編に分け、≪後編≫のこちらの記事では屋根カバー工事と雨樋交換工事の様子を掲載します。
☞「外壁と付帯部の塗装≪前編≫」
大切なご自宅のメンテナンスをケイナスホームにお任せくださり、誠にありがとうございます。
使用塗料と施工金額はページ下部の「施工を終えて」に記載してありますので、参考までにご覧ください。
上尾市 現地調査の様子
前編に引き続き、こちらでは現地にて行なった屋根診断の様子をご紹介します。
屋根の写真を撮らせていただき、状態をチェックします。
ケイナスホームでは屋根の上に直接上ることは決してありませんのでご安心ください。
屋根診断
全体的な色褪せと、端部から剥がれている様子が見られます。
使用されていた屋根材は、アスベストを使用せずに作られたノンアスベスト屋根ですが、経年により層間剝離が起こってしまうという問題があります。
ミルフィーユ現象とも呼ばれるもので、経年で屋根材の端部が元の層ごとに分離してしまう状態です。
そのまま放置すると、まるでミルフィーユのようにそれぞれの層がバラバラに剥がれてボロボロになり、強風時に飛散したりする恐れがあります。
雨水に暴露しやすい谷樋部分では、さらに激しく剥がれが見られます。
これは表層の塗装をしている層以外が雨水に暴露して膨張し、さらに剥がれる原因となるためです。
瓦としての機能を果たさなくなる可能性もあるので早急な対策が必要となります。
こういった屋根の場合、一般的なメンテナンス方法である再塗装はお勧めできません。
塗装により一時的に劣化を抑えることは出来ますが、数年で再びめくれが発生してしまい、本来塗料の持つ防水性能も得られず無駄になってしまいます。
そのため、屋根カバー工事によるメンテナンスをご提案させていただきました。
今回は塗装を行うより費用がかかるとしても、結果的にはコストパフォーマンスに優れていることになります。
上尾市 屋根カバー・雨樋交換 施工の様子
ここからは実際に行なった工事の様子をご紹介します。
施工の内容によって、多少順番が前後することもありますのでご了承ください。
屋根カバー工事
既存の屋根を撤去せずに軽量な屋根材を上に乗せるカバー工法にて工事を行ないます。
大がかりな葺き替えと比較すると、人件費や材料の処分費用を抑えることができます。
こちらが工事前の屋根の様子になります。
・棟板金撤去、貫板撤去、下地防水紙設置
軒先の方から既存屋根の上に下地防水紙を設置し、同時に棟の解体も行ないました。
棟板金と貫板を取り外し処分します。
屋根頂部まで下地防水紙の敷設が完了しました。
前後に10cm程度重ねることで、屋根材の下に雨水が入り込んでも屋内への浸入が防げるようになっています。
・水切り板金の設置
本体に隠れてしまう役物部材を先に取り付けました。
屋根を長持ちさせるために、それぞれ重要な部材になります。
水切りがきちんと設置されていないと、流れ着いた水が屋根内部に侵入し、雨漏りの原因になったり、屋根材や軒の腐食につながる恐れがあります。
谷板金取付
・新規屋根材の取付
施主様にお選びいただいた新しい屋根材を取り付けていきます。
スーパーガルテクト/アイジー工業
従来のガルバリウム鋼板に比べて3倍強の寿命になったスーパーガルテクトは、遮熱性と断熱性を備え、超軽量を実現したことで地震でも安心できる屋根材になります。
軒先の方から屋根の形状に合わせて一枚ずつ専用ビスでしっかりと固定していきます。
新しい雪止めも、屋根材の設置と同時にビス打ちで設置しました。
・棟の造成
棟板金を設置する前に、棟下地とも呼ばれる貫板を設置しました。
今回は樹脂製のタフモックを使用しました。
貫板を設置した後、上から棟板金を被せてステンレスのビスを使って固定します。
毛細管現象で雨水が重ね部分から入ってこないようにするため、コーキング材を捨て打ちしてしっかりと接着しています。
棟板金取付完了
・谷板金カバー取付
異なる二面の屋根が結合する箇所で、雨が集中しやすくなっています。
排水がスムーズに行われるよう、上から専用カバーを取り付けました。
・ケラバ部分の仕上がり
・コーキング処理(雨押え部分)
雨押さえとは1階の屋根と外壁の取り合いの壁際に取り付けるものになります。
外壁から伝って落ちてきた雨水が外壁内部に入らないように止水保護をする役割があります。
壁との取り合い部や、板金の繋ぎ目にはコーキング処理を行なっています。
雨樋交換工事
雨樋の役割として大切なのは「屋根に降った雨水を集めて地上(もしくは雨水桝)へ排水する機能」になります。
塩ビ製の雨樋は経年劣化で白く硬くなってしまい、割れやすくなってしまいます。
メンテナンスとしては保護塗装と交換がありますが、雨樋も劣化が気になるということでしたので、今回同時に交換工事を行なうこととなりました。
・既存雨樋の取り外し
既存の雨樋を全て取り外して処分します。
雨樋固定具も取り外しました。
取り外した雨樋はこちらになります。
・雨樋固定具の取付
新しく雨樋固定用の内吊り金具を取り付けていきます。
固定金具のあとが残ってしまっていた部分ではリタッチ処理を行ないました。
・新しい雨樋の取付
新しい雨樋の取り付けを行ないました。
屋根の形状に合わせて呼び樋で接続します。
コーナー部分では継手にコーキング処理を施しています。
コーナー部分の接続
屋根上を通る箇所は這樋と呼ばれます。
這樋から軒樋への接続もしっかりと固定しました。
また、竪樋への接続として落とし口を作ります。
集水桝を用いて、2本の軒樋の落とし口から落ちてきた竪樋を1つにします。
雨樋継手部分にはコーキング処理を施しています。
外壁への固定は竪樋控金具を用いて行ないます。
竪樋から地面への排水までつなげて、雨樋の交換工事は完了となります。
施工を終えて
以上で、ご紹介は終わりとなります。
遮熱断熱性能が高く、高耐久のスーパーガルテクトを使用したことで長く快適に、安心して生活できるご自宅に生まれ変わりました。
屋根メンテナンスの方法として、「塗装」「カバー工事(重ね葺き)」「葺き替え」の3種類があります。
「カバー工事」の場合、既存の屋根材を撤去する必要がないため、「葺き替え」に比べると工事期間が短く撤去費用も抑えることができます。
また廃材が出ないため地球環境に優しい上、解体の際に出る粉塵を飛散させる心配もほとんどありません。
「塗装」に比べると費用は多く掛かりますが、その後数十年間にわたってメンテナンスの必要がないので結果的にコストパフォーマンスが高いことになります。
ご自身のライフプランに合わせ、長期的な視野でご検討ください。
屋根の状態が不安な方、屋根の傷みを指摘された方など一度ご相談いただければと思います。
ケイナスホームでは適切な屋根診断(無料)のあと、施工を行いますので安心してお任せください。
≪使用材料≫
屋根材:スーパーガルテクト
≪施工金額≫
屋根カバー・外壁塗装・雨樋交換
¥2,940,000(税込)
≪参考事例≫