春日部市の戸建て住宅にて屋根カバー工法による重ね葺き工事と外壁塗装工事を行ないました
塗装箇所 | カバー工法外壁雨樋破風 |
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色 | ホワイト系レッド・ピンク系 |
塗料 | 無機ハイブリッド |
症状 | 色褪せカビ・コケひび割れ瓦その他 |
地域 | 春日部市 |
Before
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After
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担当からのコメント
こんにちは。
埼玉県北足立郡伊奈町の外壁塗装・屋根工事専門店のケイナスホームです。
今日は春日部市にて行なった屋根外壁のリフォーム工事の様子をご紹介します。
屋根はカバー工法による重ね葺き工事、外壁はハイグレードな無機ハイブリッド塗料を用いた塗装工事を行ない、ご自宅を永く守ってくれる屋根外壁に生まれ変わりました。
大切なご自宅のメンテナンスをケイナスホームにお任せ下さり誠にありがとうございます。
使用材料と施工金額はページ下部「施工を終えて」に掲載しておりますので、参考までにご覧ください。
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春日部市 屋根外壁診断の様子
春日部市にお住まいのお客様より、屋根カバー工事のご相談をいただきました。
ケイナスホームではお見積もりの前にまずはご自宅にお伺いして、屋根の現在の状態を確認させていただいております。
こちらでは現地で行なった、診断の様子の一部をご紹介します。
屋根診断
屋根ではドローンを用いて撮影を行ない、全体を俯瞰して確認します。
その場で短時間に診断完了できるだけでなく、劣化箇所も見逃しません。
また梯子をかけて屋根に上るよりも安全で、屋根材に負担をかけることもありませんのでご安心ください。
全体的に塗膜が劣化し、色褪せが目立っています。
屋根材は旧松下電工(現KMEW)の「レサス」と呼ばれるスレート材が使用されていました。
これは1999年~2006年頃まで製造・販売されていたノンアスベスト屋根材ですが、耐久性に問題があり、経年とともに10年程度で反りやヒビ割れ、欠落といった症状がみられるようになります。
こちらでは基材の反り返りはほとんど見受けられませんが、ひび割れが無数にあり、欠落してしまっている箇所もあります。
劣化は日に日に進行するので、このまま放置すればいずれは雨漏りに繋がってしまいます。
また欠けた部分は飛散して、近隣の住宅や駐車している車などに影響を与える恐れもありますので、早めにメンテナンスすることをお勧めいたします。
レサスの場合、一般的な再塗装によるメンテナンスはお勧めできません。
塗装をすることで一時的に見栄えは良くなるかもしれませんが、数年で塗膜に関係なく再びヒビ割れや欠けが発生してしまいます。
これでは塗料が持つ本来の防水性能も得られず無駄になってしまいますので、ケイナスホームではカバー工法による重ね葺き工事か葺き替え工事をお勧めさせていただいております。
塗装を行なうより費用がかかるとしても、今後のメンテナンスを考えると結果的にはコストパフォーマンスに優れていることになります。
今回はお客様のご希望の通り、カバー工法による重ね葺き工事のお見積もりをご提出させて頂きました。
外壁診断
外壁は2階部分がサイディング、1階部分がタイルとなっています。
サイディング部分では全体的に艶を失って、濃色の付帯部では色褪せがみられます。
早急にメンテナンスが必要というほどの劣化ではありませんでしたが、今回屋根工事のために足場を架けることになるので、サイディング部分と付帯部の洗浄と塗装も併せてご提案させていただきました。
なお、タイル部分は欠落などもなくきれいな状態を保っていましたので、洗浄のみ行ないます。
雨樋部分では苔の発生が見られます。
樹脂製の雨樋を、紫外線から保護する塗膜の防水性能が低下していることが原因で、苔が付着したままだと劣化が進んでしまいます。
有機系の汚れに効果的な専用の洗浄剤を用いて綺麗にしてから塗装することをお勧めさせていただきました。
春日部市 屋根外壁リフォーム工事 施工の様子
ここからは工事の様子をご紹介していきます。
施工の内容によって、一部写真の順番が前後する箇所もございますのでご了承下さい。
バイオ高圧洗浄
ケイナスホームではガイソーパワークリーナーという有機系のカビやコケなどの汚れに効果を発揮する専用のバイオ洗浄剤を使用しています。
希釈して攪拌した洗浄剤入りの水を散布して、長年蓄積した汚れを根こそぎ浮かび上がらせます。
屋根
外壁サイディング部
外壁タイル部
バイオ洗浄剤が浸透し汚れが浮き上がったところで、通常の水による高圧洗浄を2回行ないます。
汚れが残った状態だと、塗料の密着性に影響が出るので徹底的に洗い流しました。
屋根
外壁サイディング部
外壁タイル部
付帯部の洗浄も行ないました。
洗浄後はしっかりと乾燥させ、塗料の密着不良による膨れなどが起こらないように注意します。
屋根重ね葺き工事(カバー工法)
既存の屋根材を撤去せず、新しく軽量な屋根材を上に乗せるカバー工法にて工事を行いました。
大がかりな葺き替えと比較すると、人件費や材料の処分費用を抑えることができます。
また屋根材を葺く前に、新たに防水シートを貼るので、屋根防水が二重になるメリットもあり
※カバー工法について詳しくお知りになりたい方はこちらをご覧ください。
☞ 屋根カバー工法(重ね葺き工事)
・既存の雪止めの撤去
新しい屋根を葺く際に障害となる雪止めをカットして撤去します。
すべての雪止めを撤去しました。
・既存棟板金と貫板の撤去、新規防水シートの敷設
防水シートの設置を行ないながら、既存の棟板金と貫板は取り外して撤去しました。
防水シートは軒先(下)から棟(上)に向かって張り付けていきます。
前後に10cm程度重ねることで、屋根材の下に雨水が入り込んでも屋内への浸入が防げるようになっています。
・各部板金の設置
各部に水切り板金を設置しました。
屋根を長持ちさせるためにそれぞれ重要な部材で、正しく取り付けられていないと流れ着いた水が屋根内部に浸入して雨漏りの原因になったり、屋根材や軒の腐食につながる恐れがあるので、しっかりと施工します。
軒先水切り板金
強風、暴雨時などに瓦下のルーフィングの上を流れた雨水を、軒先の雨樋へと流すために設置します。
谷板金
異なる二面の屋根が結合する箇所で、雨が集中しやすい箇所です。
・新規屋根材の取り付け
従来のガルバリウム鋼板に比べ3倍強の寿命になった、アイジー工業「スーパーガルテクト」を設置しました。
遮熱性と断熱性を備え、超軽量を実現したことで地震でも安心できる屋根材になります。
屋根の形状に合わせて一枚ずつ敷いていきます。
まず谷棟、隅棟を取り付け、その後軒先から平らな部分を取り付けていきます。
新しい雪止めも、屋根材の設置と同時にビス打ちで設置しました。
※ガルバリウム鋼板について詳しくお知りになりたい方はこちらをご覧ください。
☞ 30年耐久のガルバリウム屋根
・新規棟の作成
まずは、ケミカル面戸と呼ばれるウレタンフォームのパッキンを取り付けます。
棟板金と屋根材の間から風や雨水、虫などの侵入を防ぎ気密性を高めます。
その後、棟下地(貫板)を設置しました。
貫板の上から、棟板金を被せます。
特に棟板金は風の影響を受けやすいので、台風などの強風時に飛んでいかないようにしっかり留めました。
また、重ね部分(赤丸で囲んだ所)にはコーキング材を捨て打ちして強固に接着し、雨水の浸入も防ぎます。
これで棟板金の取り付けは完了となります。
・コーキング工事
棟板金の接合部にはさらにコーキング材を打ち込み、雨水が侵入しないようにします。
さらに雨押さえ板金取り合い部でもコーキング材の充填を行ないました。
雨押さえとは1階の屋根と外壁の取り合いの壁際に取り付けるもので、外壁から伝って落ちてきた雨水が外壁内部に入らないように止水保護をする役割があります。
これで屋根カバー工事は完了となります。
高級感あふれる落ち着いた印象の屋根に生まれ変わりました。
外壁塗装工事
・コーキング工事
外壁塗装に入る前に、まず目地やサッシまわり・取り合い部のコーキング打ち替えと増し打ち工事を行ないました。
まず、目地部分では既存のコーキング材をカットして撤去します。
次にコーキング用のプライマーを塗布します。
新しく打つコーキング材を密着させる接着剤のような役割を持ち、コーキング材本来の性能を発揮させるために重要な工程になります。
その後、新しいコーキング材を充填していきます。
打ち込んだ後はヘラで押さえて空気を抜き、隙間なく密着させました。
・下塗り
外壁材が良く乾いている事を確認して下塗り剤を塗布しました。
1液水性シリコンポリマー樹脂サーフェーサーであるペイントライン社「ポリマーファンデNeo」を使用。
各種既存塗膜への付着性が良好で、下地の隠ぺい性にも優れているので上塗り剤のとまりや光沢感を引き出します。
微弾性の塗膜が下地のヘアークラックにも追従し、目地部分の塗膜のひび割れを埋めて隠してくれます。
・中塗り
施主様にお選びいただいた仕上がり用の塗料(ペイントライン社「無機ハイブリッドチタンガード」)で塗っていきます(1回目)。
ケイナスホームで取り扱う塗料の中で最もハイグレードで、優れた耐候性と耐久性を持ちます。
・上塗り
最後の仕上げとして仕上がり用の塗料で上塗りを行います(2回目)。
手塗りローラー工法で、メーカーが規定した量の塗料を塗り込んで綺麗に仕上げます。
これで外壁塗装の工程は完了となります。
付帯部の塗装
メインとなる外壁や屋根以外の部分を塗装していきます。
今回は屋根外壁塗装の塗料に合わせ、通常よりも耐久性が期待できるフッ素系の塗料を使用しました。
また、付帯部では塗装の前に、サビや汚れを除去して下地を整え、塗料の密着性を上げるためにヤスリをかけるケレン作業を行ない、劣化の状態により色がのるまで重ねて丁寧に塗装を行なっていますのでご安心ください。
・軒天塗装
・破風塗装
・雨どい塗装
ケレン作業
・帯板塗装
・シャッターボックス塗装
・土台水切り板金塗装
ケレン作業
施工を終えて
以上でご紹介は終わりとなります。
屋根では遮熱断熱性能が高くて高耐久のスーパーガルテクトによる重ね葺き工事、外壁では当社による保証も15年と最長であるハイグレードな無機ハイブリッドチタンガードシリーズを用いた塗り替え工事を実施したことで、施工後も長く快適に、安心して生活できるご自宅に生まれ変わりました。
ケイナスホームでは外装リフォーム全般を承っております。
お客様の今後のライフプランやご予算に合わせて様々な要望にお応えしておりますので、気になることがありましたら是非一度ご相談ください。
≪使用材料≫
屋根:スーパーガルテクト ワインレッド
スーパーガルテクトはアイジー工業社より発売されている超高耐久ガルバリウム鋼板を使用した屋根材になります。
断熱材はポリイソシアヌレートフォーム、また小屋裏の湿気を通しにくい特殊なアルミライナー紙を用い、3層で構成された屋根材が優れた断熱性能を発揮します。
さらに表面には遮熱性ポリエステル樹脂塗装を施すことで赤外線をシャットアウト、また特殊なちぢみ塗装で高級感あふれる質感になっています。
外壁:無機ハイブリッドチタンガード PL-2
無機と特殊チタンを融合した超耐久性性能塗料で、「特殊チタン」と「ラジカル制御技術」によって「ラジカル」の発生を制御し、高い耐候性を実現したものになります。
紫外線や雨・風・塩害など過酷な気候条件に強く、長期間にわたって建築物の美観を保ちます。
一般的な塗料と比べて費用はかさみますがメンテナンス(塗り替え)回数を確実に減らし、トータルコスト削減に貢献します。
最大耐用年数30年の高耐久塗料「無機ハイブリッドチタンガード」を用いて塗装したことで、美観性を保持するだけでなく、ご自宅を永く守ってくれるので安心して住み続けることができます。
≪施工金額≫
屋根カバー・外壁塗装工事
¥3,900,000-
≪参考事例≫