Before
Warning: Invalid argument supplied for foreach() in /home/leadsv/keinasu3.com/public_html/wp-content/themes/keinasuhome-2/single-example.php on line 126
After
Warning: Invalid argument supplied for foreach() in /home/leadsv/keinasu3.com/public_html/wp-content/themes/keinasuhome-2/single-example.php on line 142
担当からのコメント
[toc]
こんにちは。
埼玉県北足立郡伊奈町の外壁塗装・屋根工事専門店のケイナスホームです。
今回は東松山市で行った屋根塗装・棟板金交換・雨樋交換など屋根周りのリフォーム工事の様子をご紹介します。
東松山市 屋根診断の様子
今回は施主様より屋根周りの修繕をご依頼いただきましたので、早速屋根診断にお伺いしました。
屋根は雨や日射しを直接受けるため、外壁に比べて劣化しやすくなっています。
屋根のメンテナンスは家の寿命を延ばすことにもつながるので、定期的なチェックと修繕が大切になります。
・屋根
一般的なスレート瓦(石質の薄い板)が使われていました。
紫外線の影響により、表面の塗膜が色褪せて防水性が低下している状態でした。
塗料を劣化させる要因は気温や酸性雨など様々ですが、最も大きな原因は太陽光の紫外線です。
紫外線は塗料を塗った表面の0.1mm程度まで浸透し劣化させ、塗料の劣化が顔料を結合している樹脂層まで破壊しチョーキング現象を引き起こします。
日当たりの悪い箇所では土や塵などが堆積し、カビやコケ(オレンジ色に見えるもの)が発生していました。
常に湿気を帯びた状態となり、さらに劣化を進行させます。
屋根材の重なり部分(上下勘合)では塗膜によって塞がれている箇所があり、縁切りの施工不良が見られました。
瓦の中に入った雨水の逃げ場がなく、雨漏りの原因となりますので適切な縁切りの処置が必要です。
棟板金では自由振動により押さえの釘が浮き、風などの影響で板金そのものが浮いてしまっていました。
暴風時に飛散する恐れがあり大変危険です。
また放置すると内部の棟下地(貫板)が腐朽し、雨漏りの原因となります。
・破風、鼻隠し
破風とは屋根の妻側部分に取り付ける板状の部材で、鼻隠しとは軒先の先端に取り付ける板状の部材になります。
塗装をしたり板金材で保護することで劣化を防いで雨水の浸入を防ぎますが、こちらでは保護のための塗膜が劣化し、ポロポロと剥がれ始めていました。
木材が剥き出しになっているため防水性能が低下し、湿気や雨水が腐食の原因となります。
・雨樋
雨樋には雨の浸入による建物の腐食を防ぐ役割があります。
経年劣化による影響で広範囲にわたって歪みや割れが発生し、穴が開いている状態でした。
ここまで劣化が進んでしまうと雨を受けて排水するという機能を発揮することができませんので、雨樋の交換工事をご提案させていただきました。
東松山市 屋根リフォーム 施工の様子
バイオ高圧洗浄
カビやコケに効果的な専用のバイオ洗浄剤を用いて殺菌消毒し、塗装面の汚れを浮き上がらせます。
0.01mmにも満たない小さなピンホール(穴)に潜んでいるカビやコケ、藻、旧塗料などを徹底的に落とすことができるので、新しく塗る塗料の密着性を高め、塗料の性能を格段に長持ちさせます。
雨樋を外した鼻隠しや破風板の部分でも洗浄を行いました。
バイオ洗浄剤で汚れを浮き上がらせたあとは、通常の水による高圧洗浄を2回行って汚れを洗い流します。
洗浄後はしっかりと乾燥させることで、塗装の際に起こる様々な不具合を防ぎます。
棟板金交換
劣化の激しかった大屋根部分では棟板金を交換することになりました。
まずは既存の棟板金を取り外します。
その後、棟下地(貫板)と呼ばれる木材も撤去します。
防腐処理を施した新しい棟下地(貫板)を取り付けます。
貫板の上に新しい棟板金を被せます。
重ね下部分にはコーキング処理を施し、毛細管現象による雨水の浸入を防ぎます。
棟板金の継ぎ目部分にもコーキング材を充填します。
これで棟板金の交換工事は完了となります。
屋根塗装
・縁切り、タスペーサー設置
屋根塗装前に、上下勘合が塗膜で塞がれていた箇所で縁切り作業を行いました。
縁切りをしないまま塗装を行ってしまうと、屋内がジメジメしたり、雨漏りが発生して野地板などが腐食してしまう恐れがあります。
その後、タスペーサーを取り付けました。
等間隔にタスペーサーを配置して、それぞれ手作業で差し込みます。
・下塗り
屋根材と、仕上がりの塗料との密着性を高めるためにシーラー(下塗り材)を塗布します。
劣化した屋根材に浸透して強化したり、仕上がりの塗料の発色を良くする効果があります。
・中塗り
施主様がお選びになった仕上がりの塗料を塗っていきます。
平滑な下地を作ったり、上塗り材の補強が目的となります。
・上塗り
仕上がりの塗料を塗り重ねていきます。
塗りムラをなくし、厚みをつけることで塗料の機能性を高めます。
これで屋根塗装の工程は完了となります。
軒天塗装
軒天とは屋根の真下にある壁のことになります。
劣化して汚れが付着していたので、ケンエースという防藻・防カビ・防水機能が備わった、通気性のある軒天専用の塗料を塗布します。
丁寧に塗り重ねて仕上げ、軒天塗装は完了です。
破風板・鼻隠し塗装
まずは既存の雨樋と雨樋を固定する金具を撤去します。
・ケレン作業
塗装の前に汚れや塗膜面をサンドペーパーなどで削り落とす作業を行いました。
古い既存の塗膜面が毛羽立っているところに新しく塗装してしまうと、すぐに剥離してしまう恐れがありますので、大切な作業になります。
ケレン作業後
・下塗り
今回は木材の損傷がひどいので、まず下塗り材を塗布しました。
下塗り無しで仕上げ用の塗料を塗ってしまうと吸い込みが激しく塗りムラが酷い状態になってしまうことがあります。
・中塗り
仕上げ用の塗料を塗っていきます。
・上塗り
さらに仕上げ用の塗料を丁寧に塗り重ねます。
ムラなく均等に塗り上げました。
これで破風板と鼻隠しの塗装は完了となります。
雨樋交換
既存の雨樋には歪みや穴あきなどの劣化が見られたため、交換することとなりました。
鼻隠し部分の塗装が乾いたら、新しく雨樋を固定する内吊り金具を取り付けました。
まずは、軒樋を取り付けます。
屋根面に降った雨水を軒先で受けて、竪樋の排水まで運ぶ役割があります。
2階からの竪樋が、1階の屋根の上を通る箇所である這樋を取り付けます。
しっかりと軒樋へ排水されるよう接続します。
屋根は外壁より飛び出ているので、軒樋を竪樋へに接続させるため斜めに寄せる部材(呼び樋)を使ってつなぎます。
竪樋には、軒樋から送られてきた雨水を地上や雨水桝へ送る役割があります。
最後に地上まで竪樋を下ろして、雨樋の交換工事は完了となります。
これできちんと排水されるようになり、雨の日も安心してお過ごしいただけます。
施工を終えて
以上でご紹介は終わりとなります。
屋根リフォームとして屋根塗装、棟板金交換、雨樋の交換工事を行いました。
また軒天や破風、鼻隠しの塗装も行い、屋根に付帯する部分が綺麗に生まれ変わりました。
遮熱塗料を用いたことで暑い時期にも以前より快適にお過ごしいただけることが期待できます。
壁の傷みや設備の不具合には気付いても、屋根までは目が行き届かないものです。
しかし屋根は紫外線や熱、雨風を直接受ける過酷な環境に晒されるため、家の中で最も傷みやすい箇所の一つになります。
屋根の劣化が原因で、家の構造材が腐食を起こしてしまうケースもあるので、定期的なメンテナンスを早めの修繕が大切です。
ここ7~8年の間に屋根の点検をしていないという方は、是非一度ケイナスホームにご相談ください。
《使用塗料》
屋根:スーパー遮熱サーモSi 9119/トゥルーブラック
真夏には表面温度が60℃まで上がることもある屋根に遮熱塗料を用いることで、夏の室内の暑さを低減し、快適に過ごすお手伝いをしてくれます。
遮熱塗料に含まれる遮熱顔料が、太陽光の波長の打ち温度上昇の原因となる近赤外線を効果的に反射し、室内温度の上昇を抑えることができます。
《施工金額》
屋根塗装・棟板金交換・雨樋交換工事 ¥1,290,000-