白岡市にてカバー工法による屋根の重ね葺き工事と外壁塗装工事を実施、同時に軒天板の張り替え工事も行いました
塗装箇所 | カバー工法外壁ベランダ雨樋破風その他 |
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色 | グリーン系 |
塗料 | フッ素 |
症状 | 色褪せカビ・コケチョーキングコーキング劣化その他 |
地域 | 白岡市 |
Before
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After
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担当からのコメント
こんにちは。
埼玉県北足立郡伊奈町の屋根工事・外壁塗装工事専門店のケイナスホームです。
今日は白岡市にて行なった屋根の重ね葺き工事と外壁塗装工事の様子をご紹介します。
大切なご自宅のメンテナンスをケイナスホームにお任せくださり誠にありがとうございます。
使用材料と施工金額はページ下部の「施工を終えて」に掲載しておりますので、参考までにご覧ください。
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白岡市 屋根外壁診断の様子
白岡市にお住まいのお客様より屋根外壁塗装の工事のご依頼をいただきました。
築17年のお宅で、最近訪問業者にいろいろと指摘されることが増えたということで、インターネット検索により当店のことをお知りになってご連絡くださったそうです。
まずはご自宅にお伺いし、屋根と外壁の様子を診断させていただきました。
その後、診断内容のご説明と、塗料の種類別にお見積もりをご提出し、ケイナスホームに工事をお任せいただけることになりました。
こちらでは屋根外壁診断の様子の一部をご紹介します。
屋根診断
屋根ではドローンを飛ばして診断を行ないます。
屋根全体の様子を俯瞰してみることができ、その場で短時間に診断を完了する事ができます。
現地調査に伺うものはドローン操縦の研修を受け、免許を取得しておりますのでご安心ください。
特に瓦の飛散や棟板金の剥がれなどといった問題は見当たりませんでした。
しかし全体的に塗膜が退色し、白っぽく色褪せが見られます。
屋根上でオレンジ色に見えるものは苔になります。
また日当たりが悪い箇所や水はけの悪い箇所ではカビが発生(赤丸部分)しています。
コケやカビを放置してしまうと、屋根材が常に水分を含んだ状態で弱くなり、力が加わると簡単に割れて瓦の飛散や雨漏りに繋がってしまいます。
ケイナスホームでは、このような有機系汚れ専用のバイオ洗浄剤を用いた高圧洗浄を行なって綺麗にしてから、塗装などのリフォームをさせていただきます。
外壁診断
外壁は紫外線の影響で色褪せ、汚れが付着しています。
塗膜が劣化し、薄くなっている状態で、防水機能が失われています。
指先で擦ってみると白い粉がうっすらとですが付着します。
これはチョーキング現象と呼ばれるもので、紫外線や雨の影響で塗料に含まれる樹脂と顔料が分離し、顔料が白い粉上となり表面に浮き出ている状態です。
目地を埋めるコーキング材ではひび割れが起きてしまっている箇所がありました。
また劣化が進行し、部分的に剥離が確認されました。
コーキング材は建物の防水性や気密性を保持するために継ぎ目や隙間に充填するもので、家屋を長持ちさせるために重要な部材になります。
劣化すると隙間から雨水が壁の中に入り込み、外壁材や躯体内部まで劣化を加速させる可能性があり早急に補修する必要があります。
白岡市 屋根カバー・外壁塗装工事の様子
ここからは工事の様子をご紹介していきます。
施工の内容によって多少順番が前後している箇所もございますのでご了承下さい。
バイオ高圧洗浄
有機系のカビやコケなどの汚れに効果を発揮するバイオ洗浄剤を希釈攪拌した水を散布します。
長年蓄積した汚れを根こそぎ浮かび上がらせ、塗装に最適な状態にします。
足場には飛散防止シートを貼っておりますので、近隣の方々へのご迷惑は最低限に抑えることができます。
屋根
外壁
付帯部・ベランダ
バイオ洗浄剤が浸透し汚れが浮き上がったところで、通常の水による高圧洗浄を2回行います。
汚れが残った状態だと、塗料の密着性に影響が出るので徹底的に洗い流します。
洗浄後はしっかりと乾燥させ、塗料の密着不良による膨れなどが起こらないように注意します。
軒天板の張り替え工事
・工事前
部分的に剥がれが起こっている状態でした。
経年劣化により保護塗膜が無くなって風雨に晒されたことが原因と思われます。
このまま放置すると雨漏りの危険性があるので、軒天板を張り替える工事を行ないます。
・軒解体
既存の軒天板を取り外します。
・下地調整
新しい下地板を取り付けて、下地の調整を行ないます。
・軒天板の取り付け
新しい板材を取り付けて固定していきます。
軒天と外壁の取り合い部では雨が漏れないよう、コーキングで防水処理をしっかりと行ないました。
これで軒天板の張り替え工事は完了となります。
屋根重ね葺き工事(カバー工法)
今回は塗装による屋根リフォームではなく、軽量な屋根材を上に乗せるカバー工法にて工事を行いました。
葺き替えと比較すると、人件費や材料の処分費用を抑えることができます。
塗装と比べると費用がかかるとしても、長期的にみるとコストパフォーマンスに優れていることになります。
・既存の雪止めのカットと撤去
新しい屋根材を敷設するのに障害となる雪止めを撤去しました
・新しい防水シートの敷設
既存の屋根の上に下地防水紙を設置します。
軒先(下)から棟(上)に向かって張り付けていきます。
前後に10cm程度重ねることで、屋根材の下に雨水が入り込んでも屋内への浸入が防げるようになっています。
既存の棟板金と貫板も取り外して撤去しました。
屋根カバー工法では撤去する部材が雪止め、棟板金、貫板だけになるので、撤去費用と廃材処分費が抑えられます。
・水切り板金の設置
続いて各部に水切り板金を設置します。
屋根を長持ちさせるために、それぞれ重要な部材になります。
水切りがきちんと設置されていないと、流れ着いた水が屋根内部に侵入し、雨漏りの原因になったり、屋根材や軒の腐食につながる恐れがあります。
軒先水切り板金(唐草)の取り付け
軒先では強風にあおられて屋根が飛ばされてしまう危険性があるため、板金でしっかりと固定する必要があります。
ケラバ板金の取り付け
・スーパーガルテクト設置(ガルバリウム鋼板)
新しい屋根材として従来のガルバリウム鋼板に比べ、3倍強の寿命になったスーパーガルテクトを設置しました。
遮熱性と断熱性を備え、超軽量を実現したことで地震でも安心できる屋根材になります。
屋根の形状に合わせて一枚ずつ敷いていきます。
まず谷棟、隅棟を取り付け、その後軒先から平らな部分を取り付けていきます。
新しい雪止めも、屋根材の設置と同時にビス打ちで設置します。
これで屋根材の敷設は完了です。
・新しい棟の形成
次に新しい棟を作っていきます。
棟板金を設置する前に、棟下地とも呼ばれる貫板を設置しました。
貫板を設置した後、上から棟板金を被せてステンレスのビスを使って固定します。
特に棟板金は風の影響を受けやすいので、台風などの強風時に飛んでいかないようにしっかり留めました。
毛細管現象で雨水が重ね部分から入ってこないようにするため、コーキング材を2条捨て打ちしています。
・棟取り合い部のコーキング処理
棟板金の接合部にはさらにコーキング材を打ち込み、雨水が侵入しないようにします。
棟板金とケラバ板金の重ね部分のコーキング処理
ケラバ板金継手のコーキング
・トップライト(天窓)部の雨仕舞い
トップライトと屋根の取り合い部ではしっかりとコーキング材を充填し、隙間ができないようにします。
専用のカバー材を取り付けて固定しました。
さらにトップライトとカバー材の間にもコーキング充填を行ない、雨漏りが起こらないようしっかりと雨仕舞いをしています。
外壁塗装
外壁塗装に入る前に、まず目地やサッシ周りのコーキング打ち替え・増し打ち工事を行います。
・コーキング工事
既存のコーキング材をカットして撤去したあと、プライマーを塗布しました。
外壁目地と新しく打つコーキング材とを密着させる接着剤のような役割を持ちます。
コーキング材本来の性能を発揮させるために重要な工程になります。
新しいコーキング材を打ち込みます。
打ち込んだ後はヘラで押えて空気を抜き、目地に隙間なく密着させます。
いよいよ外壁塗装の工程に移ります。
3回塗り(下塗り→中塗り→上塗り)で仕上げていきます。
・下塗り
サイディング材と仕上がり用の塗料との密着性を高めるため「ポリマーファンデNeo」という下塗り材を塗布します。
ペイントライン社の1液水性シリコンポリマー樹脂サーフェーサーで付着性が高いだけでなく、下地の隠ぺい性にも優れているので上塗り剤のとまりや光沢感を引き出します。
また微弾性の塗膜が下地のヘアークラックにも追従し、目地部分の塗膜のひび割れを埋めて隠してくれます。
・中塗り
施主様にお選びいただいた仕上がり用の塗料で塗っていきます。
今回はペイントライン社の「ゼニスIR」シリーズを使用しました。
超低汚染性と高耐候性を兼ね備えたフッ素系の塗料で、長期間建物を保護して、美観性も保ってくれます。
・上塗り
最後の仕上げとして上塗りを行います。
手塗りローラー工法でメーカーが規定した量の塗料を塗り込み、綺麗に仕上げます。
付帯部の塗装
最後に屋根外壁以外の付帯部分の塗装を行ないます。
付帯部では塗装の前に各所に適した下地調整を行なったうえで、色がのるまで丁寧に塗り重ねます。
塗料は外壁塗料の耐用年数に合わせ、フッ素系の塗料を使用しました。
・破風塗装
・軒樋塗装
・帯板塗装
・シャッターボックス塗装
金属製の部分では、下塗りとして錆止め機能のある塗料を塗布します。
下塗り剤が乾いてから、施主様ご希望の色を塗っていきます。
・水切り板金塗装
錆止め
塗装
・軒天塗装
先ほど張り替えた軒天板も保護のため、上から塗装を行ないました。
軒天は湿気がこもりやすい箇所のため、通気性と透湿性の高い軒天専用の塗料を使用します。
ベランダ床面のトップコート塗装
まずはプライマーと呼ばれる下塗り材を塗布していきます。
この作業により、床面の下地を整え、トップコートとの密着性を高めることができます。
プライマーが乾いたら、防水層を紫外線から保護するためトップコート(グレー色の塗料)を塗布します。
丁寧に塗り重ねて、ベランダ床面の防水トップコート塗装は完了となります。
施工を終えて
以上で、ご紹介は終わりとなります。
屋根リフォームの方法は、塗り替え・重ね葺き(カバー工法)・葺き替えの3種類があります。
カバー工法の場合は既存の屋根材を撤去する必要がないため、葺き替えに比べると工事期間が短く撤去費用も抑えることができます。
また廃材が少ないので環境に優しく、解体の際に出る粉塵などを飛散させてしまうといった心配もありません。
塗り替えに比べると費用は多く掛かりますが、その後数十年間にわたってメンテナンスの必要がほとんどないため長期的にみるとコストパフォーマンスに優れることになります。
ご自身のライフプランに合わせ、長期的な視野でご検討ください。
外壁や屋根の状態が不安な方、屋根の傷みを指摘された方など一度ご相談いただければと思います。
ケイナスホームでは適切な屋根外壁診断(無料)に加え、お客様の今後のライフプランやご予算に合わせた様々なご提案をさせていただいておりますので、安心してお任せください。
是非一度ご相談ください!
《使用材料・塗料》
屋根:スーパーガルテクト シェイドグリーン
スーパーガルテクトはアイジー工業社より発売されている超高耐久ガルバリウム鋼板を使用した屋根材になります。
断熱材はポリイソシアヌレートフォーム、また小屋裏の湿気を通しにくい特殊なアルミライナー紙を用い、3層で構成された屋根材が優れた断熱性能を発揮します。
さらに表面には遮熱性ポリエステル樹脂塗装を施すことで赤外線をシャットアウト、また特殊なちぢみ塗装で高級感あふれる質感になっています。
外壁:ゼニスIR PL-51
ゼニスシリーズは無機+4フッ化フッ素樹脂と特殊チタンの「新開発クワトロガードテクノロジー技術」の採用により生まれ変わった全く新しい建築用塗料です。
強靭なシロキサン結合により紫外線劣化による耐候性を向上。
紫外線や雨・風などの過酷な気候条件に強く、長期間にわたって建築物の美観を保ってくれるので、メンテナンス回数を減らしトータルコストを削減することができます。
また、従来の遮熱塗料よりも優れた遮熱性能を兼ね備えており、10~20℃(気候条件・塗装色にも因る)程度、表面温度を抑制して屋内の快適さだけでなく、熱による屋根外壁材の劣化も抑制します。
《施工金額》
屋根カバー・外壁塗装工事
¥2,310,000-
《参考事例》