外壁の塗装が剥がれるのはなぜ?放置する危険性や対処法を解説
2023年06月26日
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住宅の外壁は常に雨風や紫外線にさらされているため、年月の経過とともに劣化して塗装が少しずつ剥がれてしまう場合があります。一見なんてことのないように見える塗装の剥がれですが、放置しているとさまざまな危険を招く可能性があるため注意が必要です。
最悪の場合、建物の寿命が短くなることもあるため、外壁の塗装が剥がれたらすぐに適切な対処を行わなければなりません。
そこで本記事では、外壁塗装の「剥がれ」について下記を中心に解説しています。
・外壁の塗装が剥がれる原因は?
・外壁の塗装が剥がれているのを放置する危険性
・外壁の塗装が剥がれたときの対処法/やってはいけないこと
・外壁の塗装が剥がれたときにかかる費用相場
・外壁の塗装が剥がれたときの補修に助成金・火災保険は使える?
外壁の塗装が剥がれるのを防ぐ対策方法や優良業者の選び方も紹介しているので、ぜひ参考にしてくださいね。
ケイナスホームは外壁塗装、屋根塗装の専門店です。エリアは埼玉県で川口市、さいたま市、蓮田市、伊奈町、上尾市を中心に埼玉北部全体で活動しております。塗装剥がれのご相談はお気軽にお問い合わせください。
外壁の塗装が剥がれる原因は?
なぜ住宅の外壁は年月が経つとともに塗装が剥がれてしまうのでしょうか。まずは、塗装が剥がれてしまう原因を6つ解説していきます。
・経年劣化
・施工時の天候
・家屋の形状
・建物の構造上の問題
・塗料の色の影響
・業者による施工不良
経年劣化
常に雨風や紫外線にさらされている住宅の外壁は、少しずつダメージを受けて経年劣化していきます。この経年劣化に関しては、残念ながら防ぎようがありません。そのため経年劣化が原因の剥がれに関しては、定期的に外壁塗装をやり直すことで対処する必要があります。
塗料の種類によって耐用年数は異なりますが、10年に1回を目安に塗装を行いましょう。塗料の耐用年数は以下の表を参考にしてください。
施工時の天候
施工時の天候も塗膜の剥がれやすさに影響します。外壁塗装に適さない天候(気温5℃以下、湿度85%以上)で作業をすると、塗料が乾きが悪くなる&密着しにくくなるため、剥がれや浮きの原因になります。「寒すぎる日や雨の日は外壁塗装が進められない」ことを知っておきましょう。
家屋の形状
家屋の形状上、どうしても外壁の塗装が剥がれやすい場所があります。屋根や壁などが入り組んでいて塗装が乗りにくい場所に関しては、他の場所と比較しても早い段階で塗装が剥がれてしまうことが多いです。
建物の構造上の問題
建物の構造上の問題によって、剥がれが起こるケースも珍しくありません。たとえば、直張り工法のサイディング外壁の場合、湿気が逃げる空気層がないため、外壁に膨れや剥がれが起こりやすい性質があります。構造上の問題で剥がれが発生している場合、根本的に解決するには外壁を張り替える工事が必要です。
1990年代に建てられた家は、直張り工法の可能性があります。築25年以上経っている場合は、構造上の問題がないかも点検してもらいましょう。
塗料の色の影響
塗料の色が影響することもあります。たとえば、黒や濃い茶色などは熱を吸収しやすいため、熱膨れによる剥がれが起こりやすい傾向があります。
濃い色の塗料を選びたい場合は、そういったリスクも含めて業者としっかり打ち合わせを行いましょう。
業者による施工不良
前回の外壁塗装から数年しか経っていないのに塗装が剥がれた場合、業者による施工不良が原因かもしれません。よくある施工不良の原因を3つ紹介します。
・乾燥不足
外壁が水分を含んだまま塗装をすると、湿気が逃げる場所がないため、膨れや剥がれが起こりやすくなります。高圧洗浄や下塗り・中塗りのあとは、十分に時間を取り乾燥させることが大切です。工事期間を短くするために、乾燥時間を少なくしている悪徳業者も存在しているので、注意しましょう。
・下地処理不足
外壁塗装では、塗装を行う前に「高圧洗浄」や「ひび割れの補修」など、下地を整える工程があります。下地処理は、あとに重ねる塗料の密着をよくして塗装の耐久性を持続させるために重要な工程です。
この下地処理が甘く苔や藻や古い塗膜が残っていると、きちんと塗料が密着せず、早期に塗装が剥がれてしまう原因になります。
・外壁材と塗料との相性
どれだけ優れた塗料を使っていたとしても、建物に合わない下塗り材を利用していては意味がありません。建物に適した下塗り材を使用してもらうためには、経験豊富で技術力の高い業者に依頼する必要があります。
外壁の塗装が剥がれているのを放置する危険性
外壁の塗装が剥がれているのを放置した場合、どのような危険性があるのか具体的に解説していきます。
・美観を損ねる
・防水機能が低下する
・ひび割れを引き起こす
・建物内部の腐食が生じる
外観を損ねる
外壁の塗装が剥がれてしまった場合、外観を損ねます。周りにみっともない印象を与えるため、定期的に外壁塗装工事を行うことにより外壁は常にキレイな状態を保ちましょう。
防水機能が低下する
外壁の塗装は外観を維持するだけではなく、防水機能や耐熱機能を有しています。そのため外壁の塗装が剥がれてしまうと、防水機能が低下して建物内部に雨水や湿気が浸入しやすくなるので注意してください。
ひび割れを引き起こす
塗装が剥がれているのを放置していると、剥がれた部分からひび割れを引き起こします。ひび割れは建物の外観に悪影響を与えるだけではなく、防水機能を更に低下させてしまいます。
建物内部の腐食が生じる
防水機能が低下して建物内部に侵入した雨水は、柱や梁など建物の重要な部分を腐食していきます。長期的に建物内部の腐食を放置していた場合、耐震性能が著しく下がって大規模な地震により建物が倒壊してしまう可能性も高いです。また建物の資産価値も著しく下がってしまいます。
外壁の塗装が剥がれたときの対処法
実際に外壁の塗装が剥がれてしまった場合、どのように対応すれば良いのか具体的な対処法について解説していきます。
保証が利用できないか確認する
外壁塗装をしてからすぐに塗装が剥がれた場合は、保証が利用できないか確認しましょう。ただし手抜き工事によって外壁の塗装が剥がれてしまっていた場合は、保証期間中であっても他の業者に依頼することをおすすめします。
専門業者に相談する
リフォーム業者や大工さんなどではなく、外壁塗装を専門に取り扱っている業者に相談しましょう。外壁塗装を専門に取り扱っている業者であれば、どのように対処すれば良いのか具体的な方針を教えてくれます。
外壁の塗装が剥がれたときにやってはいけないこと
万が一外壁の塗装が剥がれてしまったときに、絶対にやってはいけないことがあります。大事な住宅にダメージを与えないためにも、事前にやってはいけないことをしっかり抑おさえておきましょう。
剥がれを放置したままにする
外壁の塗装が剥がれたときに一番やってはいけないのが、剥がれを放置したままにすることです。剥がれを放置していると、内部の腐食を招いて建物の寿命を短くすることにつながります。
DIYで修理する
外壁塗装は専門的な知識と技術が要求されるため、DIYで修理するには難しい工事です。場合によってはDIYに失敗して時間や費用を無駄にしてしまう可能性もあります。
外壁の塗装が剥がれたときにかかる費用相場と工事期間
外壁の塗装が剥がれて専門の業者に修繕を相談した場合、費用と工事期間はどの程度必要なのか解説していきます。
費用相場
・部分補修
部分的な塗装で対応できる場合、費用相場は1~5万円が目安です。ただし、足場が必要な場合は別途足場代が15〜20万円ほどかかります。
・全体補修
前回の塗装から10年以上経っていて、塗膜の寿命が切れている場合は、外壁全体の塗り替えが必要です。
外壁塗装の費用相場は、一般的な戸建て住宅で60〜90万円前後。もっともこれはあくまでも目安であり、外壁の劣化状況や建物の大きさ、形状によって費用は異なります。
正確な費用が知りたい場合は、業者に見積もりを出してもらうのがおすすめです。
補修の流れと工事期間
外壁塗装補修工事の流れは、以下の通りです。
1.足場組み立て・メッシュシート設置
2.高圧洗浄
3.下地補修
4.養生
5.下塗り
6.中塗り・上塗り
7.付帯部の塗装
8.完了検査
9.足場解体
工期は10~14日ほどをみておきましょう。ただし、梅雨などの天候が悪い時期に工事を行った場合は、工事の期間が延びる可能性もあります。
外壁の塗装が剥がれたときの補修に助成金・火災保険は使える?
外壁塗装では、地方自治体が実施している助成金制度が利用できる場合があります。対象や助成金額は自体によって異なりますが、10~20万円ほどの補助が受けられることが多いです。
たとえば埼玉県では、さいたま市や川口市などで以下のような制度が設けられています。
※屋根の遮熱塗装のみ
関連記事:埼玉県さいたま市の外壁塗装助成金受給条件と優良業者のポイントを解説
関連記事:【2023年最新】川口市で外壁塗装助成金をもらうには?受給条件や注意点をを解説
外壁塗装に使える助成金制度がないか、お住まいの地域の担当窓口に確認してみてくださいね。
また、塗装の剥がれが大雨や台風などの自然災害によって生じた場合、火災保険も利用可能です。ただし火災保険は契約内容やプランによって補償範囲や相性が異なります。火災保険の利用を検討している方は、まず補償の対象か契約書や保険証書を確認しておきましょう。
外壁の塗装が剥がれるのを防ぐ3つの対策
外壁塗装が剥がれる主な原因は、経年劣化と業者による施工不良です。ここでは、外壁塗装の剥がれを予防する3つの対策を解説します。
・工程表をしっかりチェックする
・工事の現場に立ち会う
・信頼できる外壁塗装業者を選ぶ
1.工程表をしっかりチェックする
どのような工程で外壁塗装が行われるのか、ご自身で工程の目的や役割を理解しておくことが大切です。契約時に口頭で説明を受け、工事が始まるまでに工程表をもらっておきましょう。
工程表でチェックしたいポイントは以下の通りです。
・高圧洗浄や下塗り、確認作業など必要な工程が抜けていないか
・高圧洗浄や塗装後に十分な乾燥時間が設けられているか
・施工期間が短すぎないか(一般的な施工期間は10~14日)
工程の役割や意味を理解しておけば、注意するべきポイントがわかるため、質の高い施工につながります。
2.工事の現場に立ち会う
外壁塗装では、内装リフォームのように施主が常時在宅する必要はありません。しかし、すべて任せきりにしてしまうと思わぬトラブルを招くことも。一般的に「足場設置前の現場確認」と「完了報告時」には、立ち会いが求められることが多いので、できる限り立ち会いましょう。
とくに完了報告時の立ち会いは重要です。実際に仕上がりを目で見て確認し「きれいに仕上がっているか」「塗り残しはないか」などをしっかりチェックしてください。
3.信頼できる外壁塗装業者を選ぶ
外壁塗装を行う際にもっとも重要なのは「信頼できる業者を選ぶこと」といっても過言ではありません。
技術力が低くいい加減な業者を選んでしまった場合、短い期間で不具合が発生し、塗装をやり直す事態に陥ります。
信頼できる外壁塗装業者の選び方
どのような外壁塗装業者が信頼できるのか、選ぶ際のポイントについてみていきましょう。
・許可・資格を有しているか
・自社施工業者か
・アフターフォロー・保証が充実しているか
・見積書の内容が詳細か
許可・資格を有しているか
外壁塗装にはいくつか許可や資格があります。外壁塗装に関する許可や資格を有している業者であれば、ある程度信頼して任せることが可能です。
【外壁塗装に関連した資格の例】
・一級塗装技能士
・外壁診断士
・外壁劣化診断士など
自社施工業者か
外壁塗装工事を外部に外注しているのではなく、自社で施工している業者であるかどうかも重要です。特にハウスメーカーや工務店などに外壁塗装を依頼した場合、実際に作業を担当するのは委託して業務を行う外壁塗装の専門業者になります。
ハウスメーカーや工務店を挟んでしまうと費用がかさんでしまうので、直接外壁塗装や屋根工事を専門に行なっている業者に依頼しましょう。
アフターフォロー・保証が充実しているか
どれだけ技術力が高い業者であったとしても、大規模な台風や地震などで外壁が剥がれてしまう場合もあります。そのため万が一のときを考えて、アフターフォローが充実しているかどうかも重要です。
見積書の内容が詳細か
見積書の内容が詳細でわかりやすい業者は信頼できます。最近問題となっている悪質な詐欺業者の場合、見積書の内容も曖昧で後から追加請求してトラブルに発展することが多いです。
見積書だけではなく契約書などもしっかり確認して、詳細でわかりやすい業者に依頼しましょう。
ケイナスホームによる外壁塗装の施工実績を紹介!
外壁の塗装が剥がれてしまい外壁塗装工事が必要なのであれば、ケイナスホームへお任せください。
ここでは、ケイナスホームが過去に行った外壁塗装の施工事例を2つご紹介します。各事例でかかった費用も公開しているのでぜひ参考にしてくださいね。
①塗膜の剥がれ・膨れの補修【白岡市】
施工内容:屋根外壁塗装
施工金額:1,350,000円
こちらのお宅では屋根(破風部分)に、塗膜の剥がれを確認できました。塗膜の剥がれは見栄えが悪くなるだけでなく、下地の腐食などにつながるため注意が必要です。膨れが発生していた外壁とあわせて、外壁・屋根塗装を実施しました。
施工の様子は下記にて詳しく解説していますので、ぜひこちらもご覧ください。
埼玉県白岡市、塗膜の剥がれ、膨れが出始めたお宅にて屋根・外壁塗装、付帯部塗装を行いました
②剥がれた外壁材の補修【伊奈町】
塗膜だけでなく、外壁材自体が剥がれてしまった事例を紹介します。
施工内容:外壁塗装工事(サイディング補修費含む)
施工金額:960,000円
こちらのお宅ではベランダの外側のサイディングが大きく剥がれ、下地が露出している状態でした。
窯業系サイディングは水を吸収しやすい性質があり、塗膜の劣化を放置していると写真のようにミルフィーユのようにポロポロと剥がれてくることがあります。剥がれた箇所はコーキング材やパテ材で形成し、そのあと塗装を行いました。
しっかりと補修工事を行ったおかげで、ひび割れや剥がれがあったことがわからない仕上がりになっています。
施工の様子は下記にて詳しく解説していますので、こちらもご覧ください。
1.伊奈町にて外壁塗り替え前にサイディング補修形成工事を行いました
2.伊奈町にてサイディング形成補修後の外壁塗装工事を行いました
外壁塗装は保証が充実した業者に依頼を
一見建物に影響がないように見える塗装の剥がれは、放置していると防水機能の低下や内部の腐食など、さまざまな危険を招くおそれがあります。
大事なお家を長く安心して使い続けるためには、10年に1回を目安に外壁塗装を行い、住宅をしっかり守ってあげることが重要です。
外壁塗装業者を選ぶ際は「専門資格があるか」「自社施工が可能か」「保証が充実しているか」など、優良業者を見極めるポイントを意識してくださいね。
外壁塗装の剥がれでお悩みならケイナスホームにご相談ください!
ケイナスホームは外壁塗装、屋根塗装の専門店です。エリアは埼玉県で川口市さいたま市、蓮田市、伊奈町、上尾市を中心に埼玉北部全体で活動しております。塗装剥がれのご相談はお気軽にお問い合わせください。
埼玉北部エリアのさまざまな部門でNo.1に輝いているケイナスホームでは、国家試験1級塗装技能士が外壁塗装工事を行っています。
高い技術力を持つ職人が丁寧に塗装作業を行うため、すぐに塗装が剥がれてしまう心配はありません。万が一台風や地震など大規模な災害などで塗装が剥がれてしまった場合も、最長15年間の長期工事保証があるのでご安心ください。
・塗装が剥がれてしまって困っている
・外壁塗装工事を検討している
・実績豊富な専門業者に依頼したい
このようにお考えの方は、ケイナスホームへお気軽にお問い合わせください。現地にてお住まいを丁寧に診断させていただき、最適なプランを提案いたします。
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