Before
Warning: Invalid argument supplied for foreach() in /home/leadsv/keinasu3.com/public_html/wp-content/themes/keinasuhome-2/single-example.php on line 126
After
Warning: Invalid argument supplied for foreach() in /home/leadsv/keinasu3.com/public_html/wp-content/themes/keinasuhome-2/single-example.php on line 142
担当からのコメント
こんにちは。
埼玉県北足立郡伊奈町の外壁塗装・屋根工事専門店のケイナスホームです。
今日は春日部市にて行なったベランダ床面のFRP防水工事の様子をご紹介します。
こちらのお宅では先立って屋根外壁塗装工事も施工させていただいておりますので、そちらの工事の様子もよろしければご覧ください。
☞ 春日部市にてスレート屋根とALC外壁の塗装工事を実施、外塀の塗り替えも同時に行いました
大切なご自宅のメンテナンスをケイナスホームにお任せくださり誠にありがとうございます。
施工金額はページ下部に記載しておりますので、参考までにご覧ください。
[toc]
春日部市 ベランダ 工事前の状態
屋根外壁塗装工事を施工させていただいたお客様から、べランダ防水の追加工事のご依頼をいただきました。
こちらでは塗装工事の前のベランダの様子をご紹介します。
トップコートの塗膜は退色し、土や塵などの汚れが堆積しています。
また近づいてよく見るとコケの発生も見られます。
コケがあると常に湿気を帯びた状態となって劣化を進行させ、基材が傷みやすくなりますので洗浄してカビやコケなどの有機系の汚れを取り除いてから塗装をする必要があります。
ベランダに関しては、当初床面のトップコートのみの予定でした。
しかし塗装工事を施工する際、床が浮くようになってしまっていました。
写真ではドレン(排水)部分が沈んでいるように見えますが、周りの床が浮いている状態で、防水性能に問題があります。
このままの状態でトップコートだけを施工しても、隙間から防水層の下側に水が浸入してしまい、さらに放置すると室内への雨漏りの原因となります。
早急な対応が必要な状態でしたので、急遽FRP防水層を再形成する工事を行なうことになりました。
FRP防水工事とは
今回ご提案させていただいたFRP防水は、軽量で高耐久なため近年人気の工法で、多くの住宅に採用されています。
FRPとは繊維強化プラスチックでFiber Reinforced Plastic (ファイバー レインフォースド プラスチック)の略称で、軽量かつ耐久性と耐水性に優れています。
自動車のエアロパーツや、住宅設備のユニットバスの内装にも使用されています。
FRP防水は、FRPの特徴を活かし防水分野に取り入れることで強靭な防水層を形成することができます。
ポリエステル樹脂の上にガラス繊維でできたマットを敷き、再度樹脂を塗布して固める工法になります。
アスファルト防水やシート防水・ウレタン塗膜防水と比べると歴史の浅い工法ではありますが、メリットがデメリットを上回るため、戸建て住宅のベランダなどで採用されることが多くなりました。
メリットとしては下記の3点があげられます。
①軽量
プラスチックと同様に非常に軽い性質を持つため、住宅への負担を軽減して耐震性を向上、結果的に安全性の向上につながります。
お住まいに負荷がかからないため木造や築年数の古い住宅でも使用できます。
②高耐久
ベランダやバルコニーなどでは洗濯物を干したりガーデニングを行なったりと歩行する機会が多くあります。
摩耗性・耐候性・耐久性に優れたFRP防水は、雨水の浸入を防ぎながら尚且つ高い強度を確保してくれます。
③硬化が早い
硬化までの時間が非常に短く、バルコニーやベランダの施工でしたら1~2日程度で終了します。
施工期間の短縮は品質の安定・工期短縮・ストレス軽減にもつながります。
デメリットとしては、伸縮性の低さからヒビが生じやすいことや紫外線によってFRP防水層が傷みやすいこと、費用が高いことが挙げられます。
紫外線による劣化はウレタン塗膜防水でも同様に起こり得ることで、戸建て住宅のベランダやバルコニーといった歩行することがある箇所には摩耗性と耐久性に優れたFRP防水がより適しているといえます。
しかしヒビが生じやすいため、大きな施工面積となる屋上や陸屋根といった箇所の施工には向きませんのでウレタン防水工事をお勧めしています。
費用はウレタン塗膜防水よりも割高になってしまいますが、メンテナンスコストなど長期的な視点で考えるとトータルコストを下げることができます。
ケイナスホームでは様々なプランをご提案させていただいておりますので、施主様のライフプランにあわせてお選びください。
春日部市 ベランダFRP防水工事 施工の様子
ここからは工事の様子をご紹介していきます。
下地板の敷設
まずは高圧洗浄で床面に付着した汚れをしっかりと洗い流します。
その後、下地となる合板を敷いて固定します。
これで下地板の設置は完了となります。
プライマー塗布
下地板とFRP防水塗料との密着性を高めるため、プライマー剤をまんべんなく塗布します。
目に見えない部分ですが、仕上がりを左右する大切な工程になります。
ドレンまわりの補修
ドレンまわりでは隙間ができないよう、コーキング材でしっかりと塞ぎました。
防水用ガラスマット敷設・防水用ポリエステル樹脂塗り
FRP防水用ポリエステル樹脂と硬化剤を混合させ均一に塗布します。
硬化後、再度ポリエステル樹脂を塗布後、FRP防水用ガラスマットを張り付け、樹脂を含侵させます。
樹脂内部に空気が残ると後々FRP防水層の膨れ・浮きを起こす可能性がありますので脱泡作業を行ないました。
脱泡ローラーでガラスマットに含まれたFRP防水層から空気を抜きます。
樹脂を塗布し硬化させた後、研磨機を使用してFRP表面を削り調整します。
その後は清掃・アセトン拭きで油脂を除去します。
トップコート塗布
最後にFRP防水層が紫外線によって劣化しないようトップコート(保護塗料)を塗布します。
FRP防水では繊維状のガラスマットを使用しますが、トップコート前に研磨しているのでザラザラとした印象はそれほどありませんのでご安心ください。
立ち上がりの外壁との取り合い部にはコーキング処理を施し、隙間ができないようにしました。
これでFRP防水工事は完了となります。
施工を終えて
以上でご紹介は終わりとなります。
防水性能が落ちて雨漏りの不安があったベランダですが、FRP防水工事を行なうことで新築時と同様の防水性能と美観性を取り戻しました。
今後のメンテナンスとしては、下地のFRP防水層が劣化してする前(5~7年ごと)にトップコートの塗り替えをお勧めいたします。
ケイナスホームでは屋根外壁塗装や屋根工事だけでなく、ベランダ・バルコニーや陸屋根の防水工事も承っております。
ベランダ防水の劣化が気になる、雨漏り補修を検討している、様々な防水工事との比較をしたいなど気になる事、不安な点はお気軽にご相談ください。
現地調査とお見積りは無料となっています♪
《施工金額》
ベランダ防水工事
¥240,000-
《参考事例》