さいたま市見沼区にて屋根と外壁の塗り替え工事を実施、屋根は4回塗り、外壁は2色塗り分けで仕上げました
塗装箇所 | 外壁屋根ベランダ雨樋破風 |
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色 | ホワイト系ブルー系2色塗装 |
塗料 | フッ素 |
症状 | 色褪せカビ・コケひび割れチョーキングコーキング劣化 |
地域 | さいたま市 |
Before
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After
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担当からのコメント
こんにちは。
埼玉県北足立郡伊奈町の外壁塗装・屋根工事専門店「ケイナスホーム」です。
今日はさいたま市見沼区にて行なった屋根外壁塗装工事の様子をご紹介します。
大切なご自宅のメンテナンスをケイナスホームにお任せくださり、誠にありがとうございます。
使用塗料と大まかな施工金額はページ下部に記載しておりますので、参考までにご覧ください。
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さいたま市見沼区 屋根外壁診断の様子
さいたま市見沼区にお住まいのお客様より、屋根外壁塗装工事のお見積もりが欲しいということでお電話がありました。
以前ご実家の塗装工事を、ケイナスホームにて施工させていただいたご縁で今回ご依頼下さったそうです。
お見積もりをご提出させていただくにあたり、まずはお客様のご自宅にお伺いし、屋根と外壁の現在の状況を見させていただきます。
こちらではその屋根外壁診断の様子の一部をご紹介します。
診断では塗装箇所の面積測定や、下地の材質の確認、症状の診断(外壁のクラック、コーキングの劣化、外壁のチョーキング、屋根のコケやカビなど)を行っております。
☞ ケイナスホームの無料診断について
屋根診断
屋根ではドローンを飛ばして診断を行ないますので、その場で短時間に診断完了でき劣化箇所を見逃しません。
またハシゴを掛けて屋根に上るよりも安全で、屋根材に負担をかけることもありません。
屋根材はスレートと呼ばれる代表的なもので、石質の薄い板が使用されています。
劣化すると表面の割れや反り、屋根面の接合部の下地の腐食、板金を止めている釘の浮きが起こりはじめます。
10年以上経つと汚れやコケが付いたり、色褪せが目立つようになるので一度点検をして、内部に問題が無いかなど確認することをお勧めします。
こちらのお宅では築13年ということでしたので色褪せが目立つようになっていました。
特に瓦の飛散や棟板金の剥がれなどといった問題は見当たりませんでしたが、塗膜の退色がありますので塗装のタイミングといえます。
色褪せを放置して劣化が進んでしまうと塗膜による保護機能が無くなりひび割れや破損に繋がる恐れがあります。
再塗装して屋根材の保護をする必要があります。
外壁診断
外壁材には窯業系サイディングボードが使用されています。
セメント質と繊維質を主な原料として板状に形成した素材で、デザインが豊富なため多くの住宅で採用されているものになります。
基材は吸水性があり、防水機能は塗膜に頼っているため、塗膜の劣化を放置すると建物の構造に大きなダメージを与える可能性もあります。
屋根同様、外壁でも色褪せが目立ってきていきます。
換気フードの周りなどでは汚れの付着が目立ちます。
こういった汚れやカビ、苔などは専用の洗浄剤を用いて綺麗にしてから塗装を行ないます。
外壁を指で擦ってみると白い粉のようなものが付着しました。
これは経年劣化による保護塗膜のチョーキング現象といいます。
外壁が長期間紫外線や風雨に晒されたことにより、保護塗膜の塗料の結合がほどけてしまっており、防水性が低くなっている状態です。
塗り替え時期のサインとなります。
微細なものですが一部クラック(ひび割れ)が見られます。
美観の問題だけでなく、水の浸入が懸念されますので微弾性の下塗り剤を用いて補修をおこないます。
入隅部では劣化が見られ、コーキング材が痩せて隙間ができ始めています。
目地部分でも隙間を埋めるコーキング材の剥離が見られます。
水が浸入し、サイディング材が反り返ってしまったり、内部の木材が傷む可能性がありますので早急に打ち替え工事をする必要があります。
さいたま市見沼区 屋根外壁塗装 施工の様子
ここからは実際に行なった工事の様子をご紹介していきます。
施工の内容によって、多少順番が前後する箇所もありますのでご了承ください。
足場組立
まずは工事のための足場を組み立てる際に障害となるカーポートのアクリル屋根を取り外します。
こちらは工事の工程が全て終了したあと、元通りに復旧しますのでご安心ください。
その後、足場を組み立て、養生ネットの取り付けを行ないます。
足場について詳しくお知りになりたい方はこちらもご覧ください。
☞ 屋根外壁塗装時の足場の防犯について
バイオ高圧洗浄
ケイナスホームではガイソーパワークリーナーという洗浄剤を使用しています。
コケやカビなどの有機系の汚れは表面に見える場所以外にも内部に食い込んでいることがあります。
これを根こそぎ落とさないと、またすぐにコケやカビが発生してしまう恐れがあるので、通常の洗浄よりも『手間をかけ』しっかりと汚れを落とします。
洗浄剤を希釈攪拌した水を噴霧して、長年蓄積した汚れを根こそぎ浮かび上がらせます。
足場には飛散防止シートを取り付けていますので、近隣の方々へのご迷惑は最低限に抑えることができます。
太陽光パネルの下側も出来るだけ洗浄を行ないます。
その後、浮き上がった汚れを水による高圧洗浄で洗い流します。
根こそぎ汚れを取った後はしっかりと乾燥させ、新規塗装ができる下地に仕上げます。
また外塀の高圧洗浄も同時に行ないました。
屋根塗装
・棟板金止め釘頭のコーキング処理
棟板金を押さえる釘には浮きが見られたので新しく丈夫なビスに交換しました。
ビスの頭にはコーキング材を盛り付け、再度ビスが浮いてしまうことと雨水の浸入を防ぎます。
・スレート屋根のクラック(ひび割れ)補修
ひび割れが発生している箇所ではコーキング材で埋めて補修を行いました。
コーキング材をひび割れに沿って充填し、平らになるように伸ばして完了です。。
ひび割れは塗膜による保護の無くなったスレート材が水分を含み冬場の寒い時期に凍結・膨張し、夏場の暑い時期に急激に乾燥したりすることが原因であると考えられます。
軽度なひび割れであればコーキング材で補修することができ、雨漏りを防止できます。
塗装前に屋根面を細かくチェックし、状態に合った補修を行ないます。
・タスペーサー設置
スレート材の縁切りのため、タスペーサーと呼ばれる器具を取り付けます。
上下勘合を塗膜が塞いでしまうと、横から入った雨水が排水されず逆流して屋根下地側に浸入してしまう恐れがあります。
タスペーサーは上下勘合に塗膜が付着しないようにしてくれる部材になります。
屋根材が良く乾いていることを確認して、屋根塗装の工程に移ります。
今回は4回塗り(下塗り→中塗り→上塗り→トップコート塗布)で塗装工事を行ないました。
通常の3回塗りに加え、上塗り材を保護し、耐久性・耐候性を向上させるためにトップコートを塗布しています。
・下塗り
まずは下塗り剤を塗布します。
仕上がりの塗料である上塗り剤と屋根材とを密着させる接着剤のような役割を持ちます。
今回はペイントライン社の「サーモテックハイブリッドガード」という特に遮熱性に優れた下塗り剤を使用しました。
柔軟性と強靭さを併せ持つので、下地の複雑な動きにも追従してくれます。
・中塗り
実際の仕上がりの塗料を塗っていく1回目の工程になります。
今回お選び頂いた塗料はペイントライン社の「ゼニスルーフIR」です。
遮熱性に優れたIRシリーズは赤外線領域を反射することで温度上昇を抑制、屋根材の熱劣化も防ぎます。
・上塗り
最後に仕上げ用の塗料を塗り重ねます(2回目)。
ケイナスホームでは専門の職人が塗り重ね乾燥時間を厳守して作業を進め、塗膜の厚みが基準塗布量に達するように丁寧に仕上げます。
・トップコート塗布
上塗り後にトップコートとして、プレマテックス社の「ウルトラトップ」を塗布しました。
4回塗装を行うことでお値段は上がりますが、上塗り塗料を長期的に保護して耐候性や耐久性を高め、期待耐用年数の延長を可能にしてくれます。
丁寧に塗り重ね、屋根塗装の工程は完了となります。
コーキング工事
外壁塗装に入る前に、まず目地やサッシまわり・取り合い部のコーキング工事を行いました。
・コーキングカット
目地部分の既存のコーキング材に切り込みを入れ、取り除きます。
カットして撤去したコーキング材はこちらになります。
・プライマー塗布
新しく打つコーキング材を密着させる接着剤のような役割を持つプライマーを塗布します。
コーキング材本来の性能を発揮させるために重要な工程になります。
サッシまわりでは増し打ち工事になりますので、既存のコーキングの上からプライマーを塗布します。
・コーキング打設
その後、新しいコーキング材を充填していきます。
打ち込んだ後はヘラで押さえて空気を抜き、隙間なく密着させます。
外壁塗装
外壁は通常通りの3回塗りで仕上げます。
中塗りからは施主様が希望されたお色で塗り分け塗装を行なっております。
・下塗り
外壁材が良く乾いている事を確認して下塗り剤を塗布しました。
1液水性シリコンポリマー樹脂サーフェーサーであるペイントライン社の「ポリマーファンデNeo」を使用。
各種既存塗膜への付着性が良好で、下地の隠ぺい性にも優れているので上塗り剤のとまりや光沢感を引き出します。
微弾性の塗膜が下地のヘアークラックにも追従し、目地部分の塗膜のひび割れを埋めて隠してくれます。
・中塗り
施主様にお選びいただいた仕上がり用の塗料で塗っていきます(1回目)。
外壁も屋根と同シリーズのペイントライン社の「ゼニスIR」を使用しました。
ここから2色で塗り分け塗装を行ないます。
【PL-47】
【PL-07】
・上塗り
最後の仕上げとして仕上がり用の塗料で上塗りを行います(2回目)。
手塗りローラー工法で、メーカーが規定して料の塗料を塗り込んで綺麗に仕上げます。
【PL-47】
【PL-07】
付帯部の塗装
メインとなる外壁や屋根以外の部分を塗装していきます。付帯部の状態で、ご自宅の印象がガラリと変わりますのでおろそかにはできない部分です。
付帯部では塗装の前に、サビや汚れを除去して下地を整え、塗料の密着性を上げるためにヤスリをかけるケレン作業を行います。
また劣化の状態により、色がのるまで重ねて丁寧に塗装を行っています。
今回は屋根外壁塗装の塗料に合わせ、通常よりも耐久性が期待できるフッ素系の塗料を使用しました。
・軒天塗装
軒天は、屋根やベランダの下側の部分になり、湿気がこもりやすい箇所です。
ケンエースという防藻・防カビ・防水機能を持ち、通気性と透湿性の高い塗料を塗布しました。
・軒樋塗装
ケレン作業
塗装
・竪樋塗装
ケレン作業
塗装
・シャッターボックス塗装
ケレン作業
塗装
・水切り板金塗装
水切りとは外壁と基礎の間に差し込まれているL字型の板金部材になります。
建物の水切れを良くして、雨水が建物の中に入り込むことを防ぐために取り付けられています。
目立たない箇所ですが、板金素材の保護のために塗装が必要です。
ケレン作業
塗装
・ベランダ床トップコート塗装
ベランダでは防水層を保護するためにトップコート塗装を行います。
防水層に問題が無ければ、防水トップコートのみで大丈夫なので低コストでメンテナンスすることができます。
まずは、下地を整えていきます。
その後プライマーと呼ばれる下塗り材を塗布していきます。
この作業により、床面の下地を整え、トップコートとの密着性を高めることができます。
プライマーが乾いたら、防水層を紫外線から保護するためトップコート(グレー色の塗料)を塗布します。
丁寧に塗り重ねて、ベランダ床面の防水トップコート塗装は完了となります。
施工を終えて
以上でご紹介は終わりとなります。
こちらでは13年お住まいになって初めての塗装工事ということでしたが、イメージ通りに仕上がったと施主様にも大変ご満足いただける施工となりました。
外壁はホワイトと濃紺の2色で塗り分け塗装を行ったことでメリハリが出て、明るくお洒落な雰囲気になっています。
ケイナスホームでは塗り分けにも対応しておりますし、イメージが湧きづらいという方には事前にカラーシミュレーションを行うこともできます。
また外観を綺麗に仕上げるだけでなく、見えないところまで丁寧に作業しております。
塗り替えに関することで気になる事がありましたら、ぜひ一度ケイナスホームにご相談ください♪
《使用塗料》
屋根:ゼニスルーフIR PL-47
外壁:ゼニスIR PL -04/PL-47
ゼニスシリーズは無機+4フッ化フッ素樹脂と特殊チタンの「新開発クワトロガードテクノロジー技術」の採用により生まれ変わった全く新しい建築用塗料です。
強靭なシロキサン結合により紫外線劣化による耐候性を向上。
紫外線や雨・風などの過酷な気候条件に強く、長期間にわたって建築物の美観を保ってくれるので、メンテナンス回数を減らしトータルコストを削減することができます。
また、従来の遮熱塗料よりも優れた遮熱性能を兼ね備えており、10~20℃(気候条件・塗装色にも因る)程度、表面温度を抑制して屋内の快適さだけでなく、熱による屋根外壁材の劣化も抑制します。
《施工金額》
屋根外壁塗装工事
¥1,600,000-
《参考事例》