久喜市にて屋根カバー工法による葺き替え・外壁塗装・通気緩衝工法によるベランダ防水他工事を行いました【前編】
塗装箇所 | カバー工法外壁ベランダその他 |
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色 | ブラウン系ブルー系 |
塗料 | 無機ハイブリッド |
症状 | 色褪せカビ・コケひび割れサビ屋根板金 |
地域 | 久喜市 |
Before
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After
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担当からのコメント
こんにちは。
埼玉県北足立郡伊奈町の外壁塗装・屋根工事専門店のケイナスホームです。
久喜市にて屋根カバー・外壁塗装他工事を行いました。
今回は前編として「現地調査・屋根カバー工事・外壁塗装工事」までをご紹介します。
後編では付帯部の塗装・波板交換・天窓の撤去・通気緩衝工法によるウレタン防水工事をご紹介します。
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久喜市 現地調査の結果
ホームページをご覧になって久喜市のお住まいのお客様より、「30年以上塗装をしていない」「どんな工法があるか知りたいので来店もしたい」とお問合せをいただきました。
まずはお客様のご自宅の状態を確認するために現地調査を行いました。
築年数や環境・生活の仕方などで建物ごとに劣化が変わり、必要な施工もそれぞれ変わります。
お客様のご自宅に合った施工をご提案させていただくために、現地調査では専門の調査員による建物診断を行います。
診断結果を元に施工プランを3~5つほどご提案させていただき、お客様のご予算やご希望などの聞き取りと相談を重ね、ご納得いただいた上での施工となります。
ケイナスホームでは現地調査・見積・相談を無料で行っております。お気軽にお問い合わせください。
今回は実際に行った現地調査の結果からわかりやすい部分を一部ピックアップしてご紹介します。
・屋根
屋根の調査では直接屋根に上る・外観からの目視・ドローン撮影など調査方法が複数あります。
今回はドローン撮影で調査を行いました。
屋根に直接上ると細部まで調査が行えますが、劣化した屋根材に負担がかかります。
ドローン撮影では、屋根材に負担をかけずに調査を行い、建物全体の俯瞰の状態を確認することができます。
この写真では屋根の棟板金に錆が発生しています。
錆は見た目の劣化だけではなく、徐々に金属が腐食し穴があく恐れがあります。
耐久性が低下していますので、棟板金の交換が必要と考えられます。
また、屋根材の表面は多数のカビ苔が確認されました。
点々と表面に見えるオレンジ色の部分が苔で、黒や白にまだらに発生しているのがカビです。
これらは屋根材そのものを傷めてしまいますので、早めに除去し再発防止を行う必要があります。
カビや苔が発生しているということは塗膜が劣化し汚れが直接屋根材に付着しやすい状態になっているため、そろそろ塗装や葺き替えといったメンテナンスが必要です。
お客様には塗装とカバー工事のプランをご提案させていただき、ご相談を重ねた結果今回は屋根カバー工事をお選びいただきました。
・天窓
天窓(トップライトともいいます)は、屋根からの採光を室内に取り入れることができる設備です。
天窓のまわりなどには板などで雨仕舞をし屋根を納めています。
屋根まわりからの雨漏りの中では、天窓付近の劣化が原因の場合があります。
今回、屋根カバー工事を行うにあたって、はじめに屋根全体をフラットな状態にする必要がありました。
そのため、天窓を撤去し残った穴を板材で埋める工事もご一緒にご提案させていただきました。
・外壁
モルタル外壁は起こりやすい劣化の1つとしてひび割れがあります。
サッシまわりや外壁上にひび割れが多数ありました。
雨漏りや建物内部の劣化に繋がりますので早めに補修を行いたいと思います。
モルタルは定期的にひび割れを補修したり、割れが広がりにくくするための下地を塗装する必要があります。
今回は塗装の前に補修工事もご提案させていただきました。
・ベランダ
写真はベランダの床面の接写です。
FRP(繊維強化プラスチック)と呼ばれる素材のベランダの床面ですが、表面が経年劣化で痩せて防水層がむき出しになっています。
劣化を放置すると建物内部に雨水が入り込みやすくなり、雨漏りに繋がる恐れがあります。
少なくとも30年以上メンテナンスをしていないとのことですので、防水層より更に下の下地にも水分が含まれたり経年劣化が起きていると予想され、簡単に表面を塗装することだけでは不十分と考えられました。
そのため今回は下地のシートから施工が可能な通気緩衝工法によるウレタン防水工事をご提案させていただきました。
以上が簡単にはなりましたが現地調査の一部です。
他にも雨樋や波板などの付帯部を含めて隅々まで調査を行い、必要があればお客様にも現地調査にお立合いいただきます。
無理な勧誘や営業は行わずにお客様のご希望に沿った施工ができるようご提案させていただいております。
調査や点検のご依頼だけでも結構ですので、お気軽にお問い合わせください。
前編:久喜市 施工の様子
足場の設置と養生
施工を行うにあたり、一番初めに行う工程が足場の設置です。
足場があることで高所の作業も安定した姿勢で行うことができます。
また防護ネットを張ることで近隣の方々への配慮にもなります。
洗浄の前に養生を行い、建物の周囲の家財や設備などを保護します。
施工に際して特に気を付けたい場所がある場合は、現地調査の担当員までお気軽にお申し付けください。
近隣の方々へもご説明した上で養生を行います。
防犯足場についてはこちらからご覧いただけます。
バイオ高圧洗浄
建物全体の洗浄を行います。
通常の高圧洗浄でもある程度は綺麗に汚れを落とすことが可能ですが、ピンホールと呼ばれる微細な穴に潜んだ汚れが残留することがあります。
ケイナスホームでは徹底的な洗浄を行うために「ガイソーパワークリーナー」を使用したバイオ高圧洗浄を行っています。
洗浄剤を希釈撹拌して建物に散布します。
住宅専用の洗浄剤を使用して建物全体の殺菌消毒、カビや苔などの再発防止などが行えます。
徹底的に洗浄を行うと塗料の密着性が高まり塗装の効果が長持ちします。
戸建て住宅以外にもマンションやアパートなどの不動産物件をお持ちの方もご利用いただけます。
洗浄だけでもかなり見た目が明るく綺麗になりますのでぜひお気軽にご連絡ください。
屋根 カバー工事
●カバー工事とは
今回ご紹介しているご自宅のような薄く平たいスレート系屋根材の場合は屋根面がほぼ平坦であることから、古い屋根材をそのままに軽量な新規屋根材を上に乗せる工法を採用でき、この工法を「カバー工法」と言います。
古い屋根材を下ろしてから新規屋根材を設置する葺き替え工事と比べると、屋根材の撤去処分費用がかからないことや、屋根が二重になることで断熱効果が高まるといったメリットがあります。
●天窓の撤去
撤去処分がないと先述しましたが、屋根の棟板金や雪止めといった凹凸がある部分はフラットにする必要があります。
今回は屋根上の天窓を取り外します。
続いて凹凸をなくすためにベニヤを施工し、屋根面をフラットにしました。
室内からの天窓の施工については後編でご紹介しますので、ぜひ後編もご覧ください。
●下地防水紙の設置
屋根瓦は通常上下に隙間があり、受けた雨水を雨樋まで流す役割があります。
屋根瓦の内側に雨水が入り込んでもすぐに雨漏りに繋がらない理由はこの「下地防水紙(ルーフィングともいいます)」があるおかげです。
下地防水紙はアスファルトや強化繊維が何層にも織り込まれたシートで、これを施工することで屋根全体を防水しています。
屋根材が破損していてもすぐに雨漏りにはなりませんが、むき出しになった防水紙が劣化・破損すると雨漏りが進行してしまいます。
防水の要といっても過言ではない工程のため、隙間なく敷き詰めました。
●屋根材の設置
ここで新規屋根材が登場します。
使用した屋根材はアイジー工業社から販売されている「スーパーガルテクト」・カラーはSシェイドブルーです。
軽量ですが耐久性が高く、遮熱性や断熱性もある屋根材です。
カラー展開も豊富で、グリーンやレッドなど外壁の色合いに合わせたカラーをお選びいただけます。
棟の部分には樹脂製の貫板を使用しました。
通常木材の貫板を設置しますが、樹脂であるため万が一棟内部に浸水が起きても腐食しないといったメリットがあります。
棟板金もガルテクトを設置し、施工完了です。
スーパーガルテクトは赤さびや穴あきに対するメーカー保証がありますので、安心してお使いいただけます。
外壁 補修
外壁のヒビ割れ補修・サッシまわりなどのコーキング補修も行いました。
塗装の前に行うことで補修後の跡が目立たなくなるだけではなく、補修した場所を塗膜で保護することができます。
●ひび割れ補修
ひび割れがあった場所は補修剤でしっかりと埋めました。
ひび割れの深さを見極め適切な量を塗布することが大切で、経験や技術が必要になります。
●コーキング
コーキングを充填したい場所に、プライマーを塗布します。
プライマーがあることでコーキングの密着性が高まります。
コーキングを充填したあとは、しっかりとへらで押さえて密着させ施工完了です。
笠木など補修が必要な箇所はすべて同様の施工を行いました。
外壁 塗装
塗装の工程は塗料や工法によって変わりますが、今回は3度塗りにて行いました。
1工程目の下塗り塗装では、モルタル外壁に合ったひび割れが起こりにくくなる「PLスーパーファインベース」を使用しました。
微弾性があることで外壁のヘアークラックと呼ばれる微細なひび割れに追従し、割れが広がらないように保護してくれます。
●下塗り
2工程目中塗り塗装、3工程目は上塗り塗装で仕上げの塗料を2回重ねて塗装をします。
重ねて塗装をすることで塗膜に厚みが生まれ、塗料の持つ遮熱性や超低汚染性などといった機能が存分に発揮されます。
今回お選びいただいた塗料はペイントライン社から販売されている「無機ハイブリッドチタンガード」PL-15です。
認定された会社しか扱えない塗料で無機塗料の中でも最高品とも呼ばれるハイグレードな塗料です。
塗膜の耐久性が高く、実証実験では塩害や紫外線・雨風にも強く約30年近い耐久性が証明されています。
安価な塗料を使用して10年後また塗装を行うよりも、高耐久な塗料を使用した方が1回で約30年間メンテナンスのご負担から解放されます。
1度にかかる費用は大きく感じるかもしれませんが、塗装をこまめに行うと都度足場代など費用がかかるため最終的なトータルメンテナンスコストが軽減されます。
●中塗り
●上塗り
前編はここまでのご紹介となります。
後編では屋根外壁以外の天窓の撤去の様子やベランダのウレタン防水工事など付帯部を隅々までご紹介させていただきます。
後編の最後に施工金額やお客様からいただいたアンケートへのリンクを掲載しています。
ぜひ最後までご覧ください。
使用材料
屋根:スーパーガルテクト Sシェイドブルー
外壁:無機ハイブリッドチタンガード PL-15
後編
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