伊奈町にて瓦屋根の漆喰補修と塗装、外壁塗装工事を行いました
塗装箇所 | 外壁屋根ベランダ雨樋破風 |
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色 | グレー系2色塗装 |
塗料 | 遮熱シリコン |
症状 | 色褪せカビ・コケチョーキングコーキング劣化漆喰瓦 |
地域 | 伊奈町 |
Before
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担当からのコメント
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こんにちは。
埼玉県北足立郡伊奈町の外壁塗装・屋根工事専門店のケイナスホームです。
今回は伊奈町内で行った外装リフォームの様子をご紹介します。
こちらでは瓦屋根の漆喰補修と塗り替え、外壁の塗り分け塗装を施工させていただきました。
伊奈町 屋根外壁診断の様子
1月下旬、当店の蓮田伊奈ショールームにご来店くださいました。
外装リフォームをご希望でしたので、まずお見積もりの前に屋根と外壁の診断をさせていただきました。
・瓦屋根
棟部の漆喰が経年劣化により、痩せてひび割れや欠落、隙間ができてしまっている状態でした。
漆喰は棟の葺き土を保護している大切な部分で、劣化欠落した状態で放置すると雨水が浸透して固定力が弱まり、棟の崩壊や雨漏りに繋がってしまいますので補修が必要です。
所々コケ(オレンジ色に見える箇所)の発生が見られました。
瓦の防水性能が無くなっている状態ですので、塗装による保護をお勧めさせていただきました。
・サイディング外壁
外壁は紫外線の影響で色褪せ、汚れが付着しています。
塗膜が劣化し、薄くなっている状態で、防水機能が失われています。
紫外線の影響で塗料に含まれる顔料と樹脂が分離し、表面に顔料が浮き出てしまっているチョーキング現象が見られました。
また目地を埋めるシーリングにも劣化が見られ剥離が始まっていました。
・付帯部
軒天でも塗膜が剥がれて色褪せ、汚れが付着していました。
軒天は家を風雨から守る大切な役割を持っていますので、定期的なメンテナンスが必要です。
また玄関ポーチ部はお家の顔となる部分ですので、外壁と同時に塗装することでより美観性を高めることができます。
雨樋でもチョーキング現象が起こっています。
塩ビ製の雨樋は、保護塗料が退色すると直接紫外線にさらされるため、硬化して割れやすくなってしまいます。
シャッターボックス(鉄部)では塗膜が退色し、汚れの付着が見られました。
伊奈町 外装リフォーム 施工の様子
安全確保のため、まずは足場とネットの設置を行いました。
外装工事において仮設足場は大きな役割を果たします。
作業性の良い足場を架けることにより、職人の安全性が保たれ、塗装の技術を余すことなく発揮できるようにすることで高品質な施工に繋がります。
またこの足場を覆うように飛散防止ネットを張ることで、塗料やゴミなどが近隣の建物に飛ばないよう配慮します。
バイオ高圧洗浄
有機系のカビやコケなどの汚れに効果を発揮するバイオ洗浄剤を希釈攪拌した水を散布します。
長年蓄積した汚れを根こそぎ浮かび上がらせ、塗装に最適な状態にします。
足場には飛散防止シートを貼りますので、近隣の方々へのご迷惑は最低限に抑えることができます。
屋根
外壁
ベランダ
バイオ洗浄剤が浸透し汚れが浮き上がったところで、通常の水による高圧洗浄を2回行います。
汚れが残った状態だと、塗料の密着性に影響が出るので徹底的に洗い流します。
屋根
外壁
ベランダ
洗浄後はしっかりと乾燥させ、塗料の密着不良による膨れなどが起こらないように注意します。
瓦屋根 漆喰補修(打ち直し)
漆喰の補修は基本的には欠損している箇所だけ行います。
しかし今回は劣化が広範囲にわたっていたので棟の丸瓦を取り外し、全ての漆喰を打ち直す作業を行いました。
棟の丸瓦を繋ぐ部分には隙間ができてしまっていました。
雨漏りや、棟のズレの原因となりますので、しっかりと漆喰で塗り固めて固定する必要があります。
一度棟部分の丸瓦を全て取り外します。
漆喰を上塗りし、丸瓦を乗せ直して固定します。
棟瓦の繋ぎ目の部分にも、漆喰を塗り固めます。
これで瓦屋根の漆喰補修工事は完了です。
南蛮漆喰を用いることで、美しく強固に仕上がりました。
※南蛮漆喰とは、山砂利(白砂)・消石灰・炭酸カルシウム・マニラ麻をふのり(糊)の煮汁で練ったものになります。
瓦屋根塗装
・下塗り
屋根材が良く乾いてることを確認して、下塗り材を塗布します。
仕上がりの塗料である「上塗り材」と屋根材を密着させる接着剤のような役割を持ちます。
目に見えない部分ですが仕上がりを左右する大切な工程になります。
・中塗り
実際の仕上がりの塗料を塗っていく1回目の工程です。
塗料の機能を十分に発揮させるため、塗料メーカーが定めた厳格な基準を守って塗布します。
・上塗り
最後に仕上げ用の塗料を塗り重ねます(2回目)。
ケイナスホームでは専門の職人が塗り重ね乾燥時間を厳守して作業を進め、塗膜の厚みが基準塗布量に達するように丁寧に仕上げます。
丁寧に塗り重ねて、屋根塗装の工程は完了となります。
シーリング工事
外壁塗装に入る前に、まず目地やサッシ周りのシーリング打ち替え・増し打ち工事を行います。
目地は家を守り長持ちさせるのに大切な部分ですので、ケイナスホームでは通常の4倍の耐久性を誇るオート化学工業のオートンイクシードというシーリング材を使用しています。
目地を埋める既存のシーリング材と外壁との間にカッターで切り込みを入れます。
カットしたシーリング材を丁寧に取り外していきます。
シーリング用のプライマーを塗布します。
外壁目地と新しく打つシーリング材とを密着させる接着剤のような役割を持ちます。
シーリング材本来の性能を発揮させるために重要な工程になります。
新しいシーリング材を打ち込みます。
打ち込んだ後はヘラで押えて空気を抜き、目地に隙間なく密着させます。
サッシ周りでは増し打ち工事になります。
目地同様、プライマー塗布後シーリング材を打設しました。
外壁塗装
・下塗り
サイディング材と仕上がり用の塗料との密着性を高めるため、下塗り材を塗布します。
・中塗り
施主様にお選びいただいた仕上がり用の塗料で塗っていきます。
今回は3色用いた塗り分け塗装を行っております。
【8092/ニュートラルホワイト】
【8081/バーチグレー】
【8080/スレートグレー】
・上塗り
最後の仕上げとして上塗りを行います。
手塗りローラー工法でメーカーが規定した量の塗料を塗り込み、綺麗に仕上げます。
【8092/ニュートラルホワイト】
【8081/バーチグレー】
【8080/スレートグレー】
付帯部の塗装
メインとなる外壁や屋根以外の部分を塗装していきます。付帯部の状態で、ご自宅の印象がガラリと変わりますのでおろそかにはできない部分です。
付帯部では塗装の前に、サビや汚れを除去して下地を整え、塗料の密着性を上げるためにヤスリをかけるケレン作業を行います。
また劣化の状態により、色がのるまで重ねて丁寧に塗装を行っています。
・軒天塗装
軒天は、屋根やベランダの下側の部分になり、湿気がこもりやすい箇所です。
ケンエースという防藻・防カビ・防水機能を持ち、通気性と透湿性の高い塗料を塗布しました。
・破風塗装
・雨樋(軒樋)塗装
・庇塗装(鉄部)
鉄部では、塗装の前に汚れや塗膜面をサンドペーパーなどで削り落とす作業を行いました。
下塗りとして錆止め効果のある塗料を塗布します。
施主様にお選びいただいた色の塗料を塗り重ねました。
・シャッターボックス塗装(鉄部)
ベランダ床面のトップコート
・プライマー塗布
まずはプライマーと呼ばれる下塗り材を塗布していきます。
この作業により、床面の下地を整え、トップコートとの密着性を高めることができます。
・トップコート塗布
プライマーが乾いたら、防水層を紫外線から保護するためトップコート(グレー色の塗料)を塗布します。
丁寧に塗り重ねて、ベランダ床面の防水トップコート塗装は完了となります。
施工を終えて
以上で全ての工程は完了となります。
今回は瓦屋根の漆喰補修と塗り替え、外壁や付帯部の塗り替えを行いました。
瓦屋根の漆喰は築後10年を過ぎると劣化が始めると言われているので定期的なメンテナンスが欠かせません。
またサイディング外壁では、暖色系から寒色系へ思い切って塗り替えたことで、ご自宅の印象がガラリと変わりました。
今回のように3色での塗り分けなどにも細かく対応させていただいております。
ケイナスホームでは外装リフォーム全般を行っております!
ご自宅まわりで気になることがあれば、是非一度ご相談ください。
《使用塗料》
屋根:スーパー遮熱サーモSi 9112/エバーグリーン
真夏には表面温度が60℃まで上がることもある屋根に遮熱塗料を用いることで、夏の室内の暑さを低減し、快適に過ごすお手伝いをしてくれます。
遮熱塗料に含まれる遮熱顔料が、太陽光の波長の打ち温度上昇の原因となる近赤外線を効果的に反射し、室内温度の上昇を抑えることができます。
外壁:シリコンREVO1000
メイン・8092/ニュートラルホワイト 腰下レンガ柄・8081バーチグレー
玄関周り、駐車場側レンガ柄(小)・8080スレートグレー
次世代型のハイクラスシリコン塗料で、アクリルシリコン樹脂や顔料に徹底的にこだわり抜き、塗料に不可欠な3つの機能(対候性・低汚染性・遮熱性)をバランス良く兼ね備えた万能型の外壁用塗料です。
耐候性・・・変退色を抑える無機顔料の使用により、変色・色あせなどを起こしにくくなっています。
低汚染性・・・一般的なシリコン塗料のアクリルシリコン樹脂は表層の柔軟性が高く、汚れが付着しやすい課題を抱えています。しかしシリコンREVOは柔軟性のある層を強靭な層でコーティングしたことで、塗膜表面に汚れが付着しにくく、建物の美観を長く維持することができます。
遮熱性・・・日射反射率が高く、熱を吸収しにくい「遮熱黒色無機顔料」を使用することで、近赤外線を効果的に反射する塗膜を形成して室内の温度上昇を抑制し、生活環境の快適化にも貢献します。
《施工金額》
瓦屋根漆喰補修・屋根外壁塗装 ¥1,400,000-
《参考事例》